※この記事は「YOU ー君がすべてー」シーズン3の第1話のネタバレを含みます。
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ネットフリックス人気ドラマ「YOU ー君がすべてー」シーズン3第1話での衝撃的な展開について、ドラマの制作者が語っている。
「YOU ー君がすべてー」は、大人気ドラマ「ゴシップガール」で知られるペン・バッジリーが、狂気的なストーカーのジョーを演じる話題のドラマだ。女優ビクトリア・ペドレッティがジョーの交際相手であるラブを演じ、10月15日から待望のシーズン3が配信開始となった。
シーズン3の第1話では、ジョーとラブに息子ヘンリーが誕生。新居で生活をスタートさせるのだが、そこで登場するのが隣人のナタリーだ。
ナタリーは不動産業者として、ラブが新しいベーカリーを開くための店舗探しを手伝うのだが、ジョーがナタリーに好意を抱いていることに気づいたラブは、嫉妬と衝動でナタリーを殺してしまう。
衝撃的な展開にびっくりした視聴者も多かったようだが、これについてドラマ制作者のセラ・ギャンブルがその意図について説明した。
TVLineのインタビューに応じたセラは、すぐにナタリーが殺されたことについて「物語を切り替え続ける必要があるんです」と説明。さらに「シーズン1は、キャロライン・ケプネスの原作の面白さが活かされて、予想外のストーリーからなる楽しいシーズンでした。だからシーズン2をつくるにあたって我々の課題は、いかにシーズン1にあったサプライズの要素を続けることができるかということでした」と続けた。つまり、シーズン1で展開された驚き満載の展開をシーズン2でも続ける必要があったということだ。
セラはさらにシーズン3をつくるにあたって、「視聴者はどんなストーリーを期待するか」を考えたという。その予想は「ナタリーがシーズン3を通じてストーリーに関わってくる」というものだった。そこでセラは視聴者の想像を裏切るためにこう考えた。
「それならナタリーは第1話で死なせてしまおう」
つまりセラは、番組の特徴であるサプライズ的要素を届けるために、大方の視聴者が期待する展開を予想し、あえてそれを否定するという発想でサプライズを作り出した。こうしてシーズン3第1話の衝撃的なエピソードは誕生したのだ。
シーズン3の展開に、主演のペン・バッジリーとビクトリア・ペドレッティも気に入っていたようで「僕も夢中になったよ。『ああ、これはまた別の方向に進むだろうな』と思ったからね。いつだってエクサイティングなんだ」と、絶賛した。
またビクトリアも「人々の期待を覆すことができるのは楽しいわ。すでに多くの人がそういったことをたくさん消費してしまっているから、おどろきの展開というのは難しいものだとも思うからね」と語り、いかにおどろきを持たせることを重視しているかを明かした。