ポール・マッカートニーが、「ザ・ローリング・ストーンズがカバーバンドだ」と揶揄した件について、ミック・ジャガーが反応した。
1960年代に世界中で人気を博したポール・マッカートニーらによるザ・ビートルズと、同年代に結成されたザ・ローリング・ストーンズは、長年ライバル関係にあるとされてきた。
ザ・ビートルズは1972年に解散しているが、ポール・マッカートニーは今もなお現役シンガーとして活躍している。
そんなポール・マッカートニーは先日、New Yorker のインタビューにてローリング・ストーンズについて「ブルース音楽のカバーバンドだ」と語ったのだ。
そんな中、10月14日(木)、ロサンゼルスのSoFiスタジアムでコンサートを行っていたミック・ジャガーがポールのこの発言に言及し話題に。
コンサートの序盤、「今夜ここには、たくさんの有名人が来てくれるんだよ」と語ったミックは、「ミーガン・フォックス、レディー・ガガ、カーク・ダグラス。それにポール・マッカートニーも来てくれてる。彼は後で、ブルースのカバー楽曲をプレイする俺たちのヘルプをしてくれるんだってさ」と、先日のポールの発言を引用し、あえて自虐的にコメントしたのだ。
— Mick Jagger (@MickJagger) October 16, 2021
なおポールとミックはこれまで長年にわたり、ことあるごとにお互いについてジョークを言い合ってきている。
2020年、ポールはあるトーク番組にて「(ストーンズの音楽は)すべてブルースがルーツなんだ。どんな曲を書いても、全てブルースにつながっている。僕たちザ・ビートルズはもっと幅広いジャンルを取り入れてきた。そこが大きな違いかな。僕はストーンズのことが大好きだよ。でも、僕も君に同意するよ。ザ・ビートルズの方がいいだろ」と語っていた。
この番組が放送された後、ミックは出演したApple Musicのラジオ番組にてザ・ビートルズとストーンズの違いについてたずねられ、「僕らはものすごくラッキーなことに、今もスタジアムでコンサートをさせてもらってる。でももう一つのバンド(ザ・ビートルズ)はもう存在しないよね」と発言していた。