全米が注目していた、人気旅行系インフルエンサー殺害事件が、ついに終幕を迎えることとなった。
今年7月2日、人気旅行系インフルエンサーのギャビー・ペティートは、婚約者のブライアン・ランドリーと共に、米ニューヨークから車でロードトリップに出発。しかし、9月のはじめに婚約者のブライアンだけが一人で帰宅。ギャビーは行方不明となり、失踪届けが出された。
警察による捜査がおこなわれ、9月19日、ワイオミング州のブリッジャー=ティートン国立森林公園のキャンプエリア近郊でギャビーの遺体が発見された。死因は他殺で、絞殺だと発表された。
ギャビーの失踪届が出された際、警察は婚約者ブライアンに事情聴取を試みるも彼はこれを拒否。ブライアンは9月17日に目撃されたのを最後に自宅から姿を消し、行方をくらまし、1ヶ月に以上にわたりブライアンの捜索がおこなわれた。
またロードトリップ中、ブライアンがギャビーにDV(家庭内暴力)をしていた現場が通報されたことや、ギャビーが行方不明になったあと、ブライアンが他人のデビットカードを不正利用していたなど新事実も明らかになり、警察とFBI、さらにブライアンの家族ら総出で捜索がおこなわれていた。
そして10月20日、ブライアンが失踪後キャンプをしていた場所であるカールトン保護区にて、ブライアンのリュックと、ノートが発見された。さらにその所有物の近くには人間の遺体があったと伝えられたのだ。
捜査チームがこの遺体を解剖した結果、歯科記録から遺体はブライアンのものであると確認された。
NBCニュースによると、ノースポート警察の広報は、遺体は骸骨となっていたと伝えたと報じている。遺骨は、リュックやノートなど、ブライアンが所有していた身の回りのものと一緒に見つかったという。
またブライアンの遺骨と所有物が発見された場所は、最近まで水没していたところであったと、FBIのマイケル・マクファーソンが伝えている。
容疑が疑われていたブライアンが遺体となって発見されたことで、この事件は意外な結末を迎えることになった。