俳優のアレック・ボールドウィン(63)が映画の撮影現場で小道具の銃(プロップガン)を誤射し、撮影監督のハリナ・ハッチンス(42)が死亡、監督のジョエル・ソウザ(48)が負傷する事故が発生した件で、この撮影現場にいた映画のクルーが、事件前に、懸念を抱いていたと明かした。Peopleが報じている。
ある制作関係者が同誌に語ったところによると、映画『Rust(原題)』に関わっていたクルーたちは撮影現場で「安心できなかった」そうだ。「彼らはみんな安全だとは思えていなかった。セットにつくまでに長い時間を費やさなければならなかったので、みんな疲れていました」と関係者は述べている。
この映画の製作会社であるRust Movie Productions, LLCのスポークスマンは先日、「キャストとクルーの安全は、弊社とその関連会社全員にとって最優先事項です。撮影現場での武器や小道具の安全性に関する公式な苦情については知らされていませんでした。しかし、制作が停止している間に社内で手順の見直しを行う予定です。当社は、サンタフェ当局の捜査に協力し、この悲劇の中、キャストとクルーにメンタルヘルスサービスを提供します」と述べている。
サンタフェ郡保安官事務所によると、事故後にハッチンスさんはニューメキシコ大学病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。監督のジョエル・ソウザは入院したが、Deadlineによると、彼はその後退院しているという。今のところ、告訴はされておらず、この事件の調査は引き続き行われている。
この事件を受け、ハリウッドのプロダクションがセットで本物の銃を使わないようにすることを求める請願書が作成されている。
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