幽霊の格好をして近所の人々をおどろかせようとした女性が、銃に撃たれ亡くなるという事件が起きた。
10月15日(金)、メキシコの都市ナウカルパンの路上で、年齢20〜25歳くらいの女性が、白い洋服とベールを身につけて仮装していたところ、銃に撃たれ亡くなったという。
この女性は「ラ・ジョローナ」という女の幽霊に扮していたとされている。「ラ・ジョローナ」とは、白い洋服とベールを身につけた白い女の霊のことで、溺死した我が子を思いながらすすり泣く「泣き女」として、ラテンアメリカでは昔から伝わる怪談だという。
事件当時、現場付近にいた地元住民たちは、「ああ、子供たちよ」とすすり泣く女の声が聞こえていたと証言している。
ある住民は女性が撃たれる直前の様子を動画に記録していた。そして直後、女性は複数の銃弾を受け死亡したという。
Woman dresses up as ghost to scare neighbours and is shot dead by 'rattled' manhttps://t.co/9BClk5WyuS pic.twitter.com/eKP59wKI2A
— Daily Star (@dailystar) October 22, 2021
現地メディアによると、発砲した人物はその後現場から逃走したそうだ。
現在のところ、警察は亡くなった女性の身元を明らかにしておらず、この事件に関する逮捕者も出ていない。そのため、捜査範囲が拡大するのではないかと言われている。
なおこの事件は、11月にメキシコで行われる死者をしのぶイベント「死者の日」と今月末に行われるハロウィンに向けて、何千人もの人々が準備にとりかかっている中で起こった。
仮装していただけでこんな悲劇に見舞われてしまったことに、ネット上でもショックの声があがっている。