ハリウッドスターのコリン・ファレル、映画監督のティム・バートンが、俳優の西島秀俊とともに14日、都内で開催された映画『ダンボ』(3月29日公開)のジャパンプレミアに登壇した。14年ぶりの来日となったコリンは、バートン監督との初タッグが実現した本作を「本当に美しい体験だったよ」と振り返った。
ディズニーの名作アニメを実写映画化した本作は、大きな耳を持つ子象のダンボが、個性豊かなサーカス団の人々と織りなすドラマを描く。コリンはサーカスの元看板スターで、ダンボの世話をすることになるホルト・ファリア役。西島はコリンの日本語吹き替えを務めた。
スタイリッシュなスーツ姿で登場したコリンは「日本の滞在はどう?」と壇上に現れたダンボに質問。ダンボの声真似を続け、これに会場は大盛り上がり。
その後、コリンは沢山のファンを見渡すと「みんな今日は来てくれてありがとう。そして温かい歓迎に感謝しているよ。コスプレやメイクをしてくれている人がたくさんいるね。僕の隣の名匠(バートン監督)による2時間の作品を見てもらえるなら、心から楽しんでもらいたいな」とコメント。「絶対にそんなに長く喋ってないよ?ぜんぶ嘘だから信じないでね!」と愉快な通訳いじりも見せた。
一方、2年ぶりの来日となったバートン監督は、本作に込めた思いを聞かれると「私はダンボが大好きなんだ。空を飛ぶ象というものは、自分に語りかけてくれるものがある。奇妙でおかしい、変なキャラクターで、周りと合わないところがある。その物語を、現代の皆に紹介したいんだ」と発言。今の世の中は混沌としているとしたうえで「ダンボの象徴として、単純な感情というものを皆に伝えたかった。ダンボはそういった、素晴らしくて大切な感情を表現することができる、とても純粋な存在なんだ」と力説した。
コリンはそんなバートン監督のファンだと言い「役者になってからと同じくらいの時間を、ティム・バートンのファンとして過ごしてきたよ。『ピーウィーの大冒険』から『ビートルジュース』、そして『シザーハンズ』、それに他の作品を含めて、彼はいつもファンタジー溢れる世界に誘ってくれるね」とバートン監督の作風を称賛。初タッグとなった本作については「この物語の核にある、ハートが大好きなんだ。人と違うところが、自分を特別な存在にしてくれているということさ」と魅力をアピールした。
このコリンの言葉に嬉しそうな表情を見せたバートン監督は「コリンと仕事ができたし、ほかにもダニー・デヴィート、マイケル・キートン、エヴァ(・グリーン)などの俳優陣と仕事をすることができて、奇妙な家族のような体験をすることができたね」と撮影を懐かしんでいた。この日はプロデューサーのデレク・フレイも出席した。
photo/text:岸豊
公開情報
『ダンボ』
3月29日(金) 全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
公式サイト:http://disney.jp/dumbo/
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