映画『ハリー·ポッター』シリーズのルーナ役で知られるイヴァナ・リンチ(30)が、自己嫌悪になってしまった過去について告白している。
2007年公開の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』にて、ルーナ・ラブグッド役でデビューして以降、ファンの間で変わらぬ人気を誇る女優イヴァナ・リンチ。
しかしキャストが発表された当時、インターネット上にはアンチによる批判コメントがあふれていた。そしてなんとその中には、イヴァナ・リンチ自身が書き込んだ内容も含まれていたというのだ。
このたびサンデー・タイムズ・マガジンのインタビューに答えたイヴァナは、11歳から13歳ごろにかけて拒食症と闘っていたことを告白。そして肉体的に回復した後でさえも、激しい自己嫌悪に陥っていたという。
そんなイヴァナは、『ハリー・ポッター』のファンサイトに、自分自身に対する中傷コメントを書き込んでいたと告白。「頬がたるんでる」「指がゴツゴツしてる上に油っぽい」など、あたかもアンチによるコメントであるかのように装っていたというのだ。
イヴァンは当時の自分について、自己嫌悪を表現する手段として中傷コメントを書き込み、それらを読むことに夢中になっていたと振り返っている。
イヴァナはこのような行為に及んでいた理由を「まず自分が率先していじわるすれば、他の人から何を言われても気にならない」と考えていたからだと語り、「いじわるな人は自分の頭の中にも存在してる。だから他の人だって対処できるはず。批判も中傷もショックではなかったわ。覚悟していたし、予想もしていたから」とコメントしている。
しかしある時イヴァナは、このような中傷コメントを読み続けている限り、自分の人生がむなしいものになってしまうと気がついたという。アンチからは目を背けなければいけないと思うようになったのだ。
そのため、彼女は半ば無理やりポジティブシンキングを取り入れることに。イヴァナは先月、回顧録『The Opposite of Butterfly Hunting』を出版している。これが彼女の回復への最後のステップとなったという。
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