俳優のブライアン・コックスが、10月26日(火)に自伝「Putting the Rabbit in the Hat」を出版。この中で、俳優ジョニー・デップに対する批判を展開している。
75歳になるブライアン・コックスは、アメリカHBOで放送されているドラマ「キング・オブ・メディア」の主人公ローガン・ロイを演じていることで知られている。
そんな彼が、2000年代に公開され大ヒットした映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』にてウェザビー・スワン役のオファーを受けていたが断ったことを明かしたのだ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』といえば、ジョニー・デップが主人公キャプテン・ジャック・スパロウを演じ、その独特なキャラクターが世界中で人気を集めた。
しかしブライアンは、そんなジョニー・デップの能力を認めていないようだ。
本の中で彼は、「彼の人柄のよさは間違いないが、あまりにも大げさで、過大評価されすぎているのではないだろうか」とつづっている。
またブライアンは、ジョニーの名を世界中に知らしめた1990年の映画『シザーハンズ』にも言及。
同作でのジョニーの演技力についてブライアンは、「正直な話、あんな手をして、青白くキズだらけのメイクで登場すれば、何もしなくていい。実際、彼は何もしなかった。いや、むしろ何もしなさすぎた」と酷評した。
なおジョニー側はブライアンのこの発言について現時点でコメントを出していない。
一方、ブライアンは自伝の中で過去を振り返るとともに、自分自身への批判も展開している。
「人に厳しくするのなら、自分にも厳しくなければならない。見栄を張らず、バランスを取る必要があった」とつづったブライアンは、75歳になった現在、過去の「悪い自分」も含めて受け入れることを学んだという。
本の中で彼は、よい父親でなかったこと、さらに家族を裏切るような行為をしていたことも明らかにしている。しかしそれも自分の一部として受け入れ、現在はありのままに生きているそうだ。