オシャレな演出で話題の人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」。昨年10月にネットフリックスでシーズン1が配信され、来月いよいよ待望のシーズン2が配信スタートする。
「エミリー、パリへ行く」は、フランスのマーケティング会社「Savoir」で働く主人公エミリーが、おしゃれなファッションに身をつつみ、夢の街で恋に仕事に奮闘する様子を描いたロマンス・コメディだ。
昨年10月にはじめに配信がスタートすると、28日以内に5,800万世帯以上が視聴し、2020年に最も人気のあったコメディ・シリーズとなったと報じられた。
そんな中、この作品で主演をつとめるリリー・コリンズが、シーズン2はシーズン1放送時に受けた批判を反映したものになっているとコメントしている。
「エミリー、パリへ行く」のシーズン1では、「パリという街を正確に描写していない」と批判を受けていた。
この作品のプロデュースにもたずさわっているリリー・コリンズは、この批判を受け、「エミリーとして、また番組のプロデューサーとして、シーズン1が終わった後、多くの人々の考え方や関心事、疑問、好き嫌い、そして感想といったさまざまな声を聞いたわ。そしてその中に、私たちが今生きている時代に何が正しいのか、何が道徳的なのか、そして何をすべきなのかという答えが隠されていたの」と、雑誌「Elle」イギリス版に語っている。
さらに「その答えこそ、今回私が熱く訴えたかったものなのよ。他のプロデューサー達も同意してくれた」と語ると、「今回私は、作品の中でも製作側でも、『多様性と一体性』を全面に押し出したいと思ったの。さまざまな面でね」と作品に込めた思いを明かしている。
この動きを進めるため、リリーは新たに人を雇い、ストーリーにも変更を加え、これまでとは異なるキャラクターを登場させたという。
今年はじめにシーズン2の製作が発表されると、リリーは「誰もが『笑顔になれる理由』を求めている困難な時期に、人々の助けになるようなプロジェクトに参加することができて光栄です」とコメントを発表。
さらに「エミリーを演じることで、私自身の事を深く学ぶことができたたけでなく、私を取り囲む世界のことも学ぶことができたの。シーズン2でまたパリに戻り、この学びを発展させ、成長を続けて、エミリーとともにこの美しい街と、街が持つ個性に触れられることは、この上ない幸せです」と、意気込みを語っていた。