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ダコタ・ジョンソン、有名人が一つの不祥事で過剰にバッシングされ、社会的に抹消される「キャンセル・カルチャー」にモノ申す! 「もうウンザリ」「人は変われる!」

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ダコタ・ジョンソン

女優のダコタ・ジョンソンが、昨今の「キャンセル・カルチャー」について、「もううんざり」という考えを示している。

「キャンセル・カルチャー」とは、一つの不祥事を過剰にバッシングし、その人物の人となりや存在まで否定するような行為のことだ。SNSの広がりとともに一方的な正義感や価値観が強調され、影響が大きくなりすぎることから、近年、問題視されている。

先日、Hollywood Reporterのインタビューに答えたダコタ・ジョンソンは、キャンセル・カルチャーによって有能な有名人が社会的に「抹消」されつつあることを嘆きつつ、「『人は変われる』という考え方が根付くべき」と訴えている。

ダコタにはこれまで、元妻への暴力容疑で訴えられたジョニー・デップや、元交際相手への虐待を告発されたシャイア・ラブーフ、複数の女性への性癖告白DMが流出したアーミー・ハマーなど、表舞台から姿を消したとされる俳優たちとの共演経験がある。

そんな彼らとの共演についてダコタは、「私は彼らから、告発されたような行為を受けたことがないわ。それに、彼らとの仕事はすばらしいものだった。あれほど有能なアーティストたちがいなくなってしまうのは悲しい。助けを必要としているのに、適切に得られなかった人たちのことを考えても悲しくなる。それに、危害を加えられたり、傷つけれられてしまった人たちも、とてもかわいそうだと思う。とにかく、悲しいことよ」と語っている。

さらにハリウッド俳優の両親のもとで育ったダコタは、ハリウッドの中から変化していくことが必要だと訴える。

「これまでも、そして今現在も、スタジオの運営方法は遅れていると感じてるの」と語ったダコタは、「今の時代にどんな映画が作られるべきなのか、どんな人が出演すべきなのか、報酬はどうするべきか、平等や多様性とはどのようなものなのか、そういった点において、ハリウッドの考え方は遅れているの。新しいものに取って代わられるべき古いものもあるの」と付け加えた。

そのうえでダコタは、表舞台から去った人々にも救いを与えるべきだと語る。

「私は、『人は変われる』って信じてる。人々が誰かの助けを得て進化し、変化し、そして他の人の助けになれるって信じたいの」と語気を強めたダコタは、「キャンセル・カルチャーにはうんざり。本当に嫌い」とコメントしている。

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