人気ヘビーメタルバンド スリップノットが、アリゾナ州で行っていたコンサートにて、パフォーマンスが一時中断されるハプニングが起こった。
11月2日、米アリゾナ州フェニックスにある、「Ak-Chin Pavilion」でコンサートを行なっていたスリップノット。
現地メディア「AZ Central」が報じたところによると、同バンドが「All Out Life」という楽曲を披露している最中、観客の一部が、積み重ねたアウトドア用の椅子に火をつけ、巨大な火柱を発生させたことにより、コンサートが30分ほど中断したという。
@slipknot @knotfest was eventful to say the least 🤪 pic.twitter.com/C4WDFKRz61
— Eddie Schofield (@ESchofield54) November 3, 2021
これにより、セットリストに入っていた楽曲「Duality」と「Spit It Out」がカットされた。
この様子は、多くの動画や画像となって拡散されており、これを見る限り多くの観客たちが、キャンプファイアーのように炎を取り囲んで踊ったり、火を追加したりしている。
フェニックス消防局の担当者によると、消防隊が騒動を聞きつけ会場に駆けつけたところ、観客たちの手によって巨大な火柱が発生していたという。そのため消防隊は、群衆をかき分けてホースを持ち込み、すぐさま消火活動に取り組んだ。
これによりメインの構造物に延焼することなく、完全に鎮火することができ、負傷者は出なかったと報告されている。火災の正確な原因は現在調査中で、この事件によって避難した人はいなかったそうだ。
この騒動に関し、スリップノットの代理人はコメントを出していない。会場となった「Ak-Chin Pavilion」の担当者は取材に対し、「我々はフェニックス消防局が非常に心強いパートナーであったことに感謝すると共に、彼らの努力によってショーが続けられ、ファンにとってすばらしい夜となったことにもお礼を申し上げたい」と語っている。