※この記事は映画『エターナルズ』のネタバレを含みます。
先日、マーベル映画に出演することが明らかになった、人気ボーイズ・グループ ワン・ダイレクションのメンバーで、現在歌手・俳優として活躍するハリー・スタイルズ(27)。そんな彼の出演経緯について、マーベル最新作『エターナルズ』で監督を務めたクロエ・ジャオが明かしている。
ワン・ダイレクションのメンバーとして活動したのち、2017年公開のクリストファー・ノーラン監督の戦争映画『ダンケルク』で映画デビューしたハリー。現在は、ソロ歌手として活動する傍ら、俳優としてもキャリアを積んでおり、公開待機作に『Don’t Worry Darling(原題)』や『My Policeman(原題)』などがある。
【動画】『ダンケルク』予告編(ハリー登場シーンは1:55秒頃~)
そんなハリーが、『エターナルズ』に出演していることが明らかになったのは先月のこと。『エターナルズ』のプレミアイベントにて、同作を鑑賞したという米Varietyの記者マット・ドネリーはツイッターに、「『エターナルズ』のプレミアですごいことが明らかになった。ハリー・スタイルズがサノスの弟のエロス役でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参加した」と投稿。ハリーがMCU入りしたことを明らかにした。
マーベル史上最強最悪の敵サノスの双子の弟であるエロス(別名:スターフォックス)は『エターナルズ』のエンドクレジットのひとつに登場しているそうで、“エターナルズ”であるセナ(演:アンジェリーナ・ジョリー)やマッカリ(演:ローレン・リドロフ)、ドルイグ(演:バリー・コーガン)の前に、ピップ・ザ・トロールと一緒に現れるのだという。
【動画】『エターナルズ』予告編
ハリーのマーベル映画参戦について、クロエ・ジャオ監督は米Deadlineに対し「エロス役のハリーは、私にとってセット契約のようなものだったの」と発言。なんでも、ジャオ監督は、ハリーが『ダンケルク』で映画デビューした頃から、彼に注目していたと言い、“エロスを演じられるのはハリーしかいない”とも考えていたそうだ。
「ピップ・ザ・トロールとエロスのアイデアを、しばらく前にケヴィン(マーベルの社長)に売り込んだわ。タイタンを超えエターナルズを探求するというアイデアを気に入っていて、エターナルズが私たち地球人に影響を与えたのと同じように、これまでずっとサノスに影響を及ぼしてきたのかもしれないわ」
「それから、私がエロスを提案して、俳優を探しに行こうとしたわけじゃない。『ダンケルク』の頃から、ハリーのことを注目していて、とてもおもしろい人だと思っていたの。彼と会ったあと、私がほかのキャストを起用したのと同じように、彼があのキャラクターにぴったりだというのがわかったわ。彼にはたくさんのエロスがある。私的には、彼がイエスと言って、ケヴィンがイエスと言えば、それで行こうと思っていたから、2人が了承してくれたことを、とてもうれしく思っている」