11月4日(土)、米子供向け教育番組「セサミストリート」のキャラクター「ビッグバード」が、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことをツイッターで報告した。
アニメのキャラクターが、ワクチンを接種するという遊び心ある演出をほほえましく受け止めた者もいる一方、上院議員のデッド・クルーズといった共和党員の中には今回のツイートを「政府によるプロパガンダ」だとする者もいる。
11月4日(土)、ビッグバードは「今日、新型コロナウイルスのワクチンを打ってきたよ!翼がすこし痛むけど、これで僕も、周りの人たちも安心だ」とツイート。さらに「(ジャーナリストの)エリカ・ヒルからは、僕は幼い頃からいろんなワクチンを打ってるって言われたんだけど、全然覚えてないや!」と付け加えている。
I got the COVID-19 vaccine today! My wing is feeling a little sore, but it'll give my body an extra protective boost that keeps me and others healthy.
Ms. @EricaRHill even said I’ve been getting vaccines since I was a little bird. I had no idea!
— Big Bird (@BigBird) November 6, 2021
なお「セサミストリート」といえばもう何十年にもわたって放送されている子供向け教育番組だが、ビッグバードはずっと6歳の設定だとされている。
先月末、ファイザー社が5歳から11歳の子供たちの接種を認めたことにより、ビッグバードも対象となったのだ。
ビッグバードのこのツイートを受け、デッド・クルーズがすぐさま反応。「政府のプロパガンダだ。5歳児に向けたね!」とツイート。
さらに、Foxニュースのリサ・ブースも、「新型コロナが重症化する可能性の低い子供たちにワクチンを打つ。矛盾してる」とツイートしている。
一方、多くの人々が「セサミストリート」によってワクチンについて考える機会ができたことを好意的に受け止めているようだ。
中には、数十年前の、ビッグバードが「ワクチンとは何か」を解説している動画をシェアするものもいる。
「セサミストリート」は、新型コロナウイルスによるパンデミック以降、感染症についてやワクチンについて、またマスクといった感染予防策の重要性を継続して発信してきている。
※記事初出時に情報の一部に誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。