メーガン妃が、かつて王室に所属していた際の通信秘書のジェイソン・クナーフ氏に送ったとされる、個人的なメールが明らかになった。
このメールは11月12日(金)、「MailOnline」社の控訴審の一環として公開されたものだ。
メーガン妃はかつて「MailOnline」社に対し、父親に宛てた手紙の一部を公開されたことによりプライバシーを侵害されたとして訴えを起こしていた。
この裁判については今年初め、「『MailOnline』社はメーガン妃が父親にあてた手紙の一部を違法に複製した」との判決が出されていたが、今回控訴審にて公開されたジェイソン・クナーフ氏へのメールにて、メーガン妃が「リークされる可能性を考慮して注意深く言葉を選んでいる」とつづっていたことが明らかになった。
このメールは2018年8月、メーガン妃がヘンリー王子と結婚式を行った3ヶ月後に送られたものだという。この中には、メーガン妃が父へ手紙を書いた意図がつづられている。
メールの中で「私が父に手紙を送ろうと思ったのは、このことがハリー(ヘンリー王子)にどれほどの苦痛を与えているか気づいたからです。彼の父(チャールズ皇太子)に状況やこれまでの経緯を説明しても、すぐに忘れられてしまうようで、『とにかく一度彼女(メーガン妃)が父親と会って、やめさせることはできないのか?』と言われてしまうのです」と、メディアへの露出を続ける父に対する、メーガン妃の思いがしたためられている。
そこでメーガン妃は、父に宛てて手紙を書くことにより、「少なくとも改善に向けて努力をした」ということが伝わるようにしたという。
さらにメールの中には、「私が自分で作ったものは、全てリークされる可能性があると理解しているので、今回も言葉の選択に最新の注意を払っています」と、リークされることを前提に手紙を書いていたことも明らかにされていた。
一方メーガン妃は、11月10日(水)、証人喚問の中で「これらが公開されることは決して望んだことではありませんでした。しかし万が一、悪用されてしまった場合、操作されたり誤解を招くような編集がなされるリスクを最小限に抑えたかったのです」と述べている。