COLUMNSMUSIC/ARTISTSNEWS

カミラ・カベロ – ソロ活動のきっかけはショーン・メンデスやテイラー・スウィフトとの出会い? その意外ないきさつを徹底解説【崖っぷちから這い上がったセレブたちVol.19】

カミラ・カベロ COLUMNS
カミラ・カベロ

 超人気オーディション番組「Xファクター」から結成された5人組のグループ、フィフス・ハーモニー。デビュー直後から世界中で大ヒットをとばして、人気は急上昇。カミラ・カベロを含むメンバーたちはみんな、あっという間にセレブの仲間入りをしたの。でもね、目まぐるしく変化していく環境のなか、カミラは自分の置かれた環境に違和感を持ちはじめるように。今回は、フィフス・ハーモニーで売れっ子になってからはじめてのソロ活動にいたるまで、カミラの歴史をがっつり深堀りしちゃうよ!

▼このシリーズの前の記事はこちら

▼シリーズを全て読みたいかたはこちら

セレーナ・ゴメス

カミラ・カベロの初恋

結成後、あっというまに超人気グループに成長したフィフス・ハーモニー。2014年にはシングル曲「ボス」や「スレッジハンマー」をリリースし、どちらも大ヒット。聴けば一気に元気になれるようなポップソングを、圧倒的な歌唱力で歌い上げる彼女たちは、世界を熱狂の渦(うず)にまきこんだってワケ。前記事にも書いたとおり、その年の「MTV・ビデオ・ミュージック・アワード」で最優秀新人賞をもぎとったんだから、ホントにスゴい!の一言。

【動画】シングル「ボス」のMV5人ともパフォーマーとしてどんどん成長。初々しかったデビュー曲からたった1年でこんなにセクシーなパフォーマンスができるように

 

【動画】シングル「スレッジハンマー」のMV。思わずリピートしたくなるような、疾走感のあるキャッチーな曲よね!

 

そんな中、カミラにはさっそく恋のウワサが。お相手は、当時人気絶頂だったシンガーのオースティン・マホーン。甘いマスクに歌もダンスもできるとあって、第二のジャスティン・ビーバーといわれていた彼。「Xファクター」のカミラをひと目みて気に入った彼は、ツイッターでカミラに積極的にアピールしたみたいよ。

2012年に知り合ったふたり

 

この投稿をInstagramで見る

 

Austin e Camila(@austin_camila)がシェアした投稿

そのかいあって2人はお友達になり、2013年ごろからは恋のウワサがささやかれるように。そしてそのご縁なのか2014年には、フィフス・ハーモニーがオースティン・マホーンのワールド・ツアーに同行。オープニング・アクト※1)をつとめるの。(余談だけど、つまりこの時点ではオースティン・マホーンがフィフス・ハーモニーより格上だったってことよね。ときの流れを感じるわ

(※1)オープニング・アクトとは、新人アーティストが、有名アーティストの前座としてパフォーマンスすること。場をあたためる役割がある。新人アーティストにとっては、知名度をあげるチャンスでもある。フィフス・ハーモニーは当時から売れていたものの、デビューしたばかりということでオースティンのツアーに同行したものと思われる。

そして同年の11月ごろ、ついにカミラはオースティンとつきあっていることをメディアにカミングアウト!全米のティーンがあこがれるヤングカップルが誕生したってワケ。ちなみにね、このときオースティン・マホーンのツアーに同行していたもうひとりのアーティストは、なんとカミラの現在の恋人、ショーン・メンデス※2)。こんな運命のめぐり合わせをみると人生ってほんとオモシロイものだなぁ、ってしみじみ思っちゃうわ

※2)この記事を執筆中にカミラ・カベロとショーン・メンデスの破局のニュースが飛び込んできました!詳細に関しては下記をチェック!

ちなみに当時ショーンは、まだ正式にデビューもしておらず、いうなれば下積み期間だったのね。だからツアー同行中も毎日必死にギターの練習をしていて、カミラをふくむフィフス・ハーモニーのメンバーと、ステージ裏でからむことはあまりなかったそう。

恋愛経験がソロ魂に火をつけた?

さて、ついに正式にオースティン・マホーンと交際宣言をしたカミラ。でもふたりは、そのたった2週間後に破局してしまうの。交際期間の短さがいかにもティーンの恋という感じで、ほほえましいともいえるわね。

青春の恋はあっというまに終わりをむかえてしまったの

 

この投稿をInstagramで見る

 

Austin & Camila(@ausmila.slays.bish)がシェアした投稿

とあるゴシップ誌は「ふたりの関係を秘密にしておきたかったオースティンにたいして、カミラは交際を公にしたがった」「オースティンはカミラが自分を利用して売名行為をしているのではと思って傷ついた」と報道。でもオースティンはすぐにこのウワサを否定したの。

破局後のインタビューで「カミラはとってもいい子だし、ボクたちはステキな時間を過ごしたよ。ただボクにとっては真剣な交際をするタイミングではなかったんだ」と語ったオースティン。これは、ものすごくアメリカ式の恋愛感を反映している発言だわねぇ。想像するに、きっとカミラのほうがオースティンにゾッコンで、世界中にふたりの関係を知ってほしかったのは事実なんでしょうね。ただ彼は、そこまでカミラにのめり込んでいたワケではなさそう。

ちなみに現在のオースティンはこんなかんじ

 

この投稿をInstagramで見る

 

@austinmahoneがシェアした投稿

相手のことが好きすぎて、思わず前のめってしまうことなんて誰にでもあること。でもこの恋は、カミラにとって「10代の淡い恋」以上に、人生の大きなターニング・ポイントになるの。なぜなら、この交際をきっかけに、彼女は自分で曲をつくることに目覚めてしまったから。

「オースティンは私の初恋の相手だった」「ファーストキスをしたあたりから、私は自分の経験をもとに歌詞を書きはじめたの」と語ったカミラ。のちに自分で曲をつくり、ソロ活動を始めることになる彼女の音楽づくりの原点は、ここにあったってワケね。

テイラー・スウィフトともお友達に

オースティン以外にカミラのアーティスト人生に影響を与えたであろうと思われるのが、あのテイラー・スウィフト。フィフス・ハーモニーとして出席した2014年の「MTV・ビデオ・ミュージック・アワード」で、はじめてカミラは生のテイラーをみたらしいわ。ずっと大ファンだったため、勇気を出して声をかけたんだそう。ふたりはどうやら気が合ったらしく、その後、別のイベントではツーショットをとられているの。

あこがれのテイラー・スウィフトと「マブダチ」になったカミラ

当時のテイラー・スウィフトといえば、ハリウッド中の美女を集めたお友達グループ「テイラー軍団」のトップだったころ。まさに絶頂期・オブ・絶頂期だったワケよ。そんなテイラーに気に入られたカミラは、さっそく軍団の仲間入りをして、セレブとしてのランクもさらに上昇。自分があこがれていた大スターに認められるなんて、天にものぼる気持ちだったハズよね。

テイラー・スウィフトの黄金期について詳しく知りたい方はコチラ!

テイラーといえば、その作詞力に定評があるアーティストでもあるわよね。自身の経験、とくに恋愛をネタに曲をつくって大ヒットを量産したのは有名。そう考えると、カミラはテイラーとの友情を深めていく中で、ソングライティングについてもいろいろ話したんじゃないかしら。業界の大先輩であるテイラーからアドバイスをもらったと考えるのが自然よね。

「自分の曲を歌いたい」という強い想い

2015年にはいるとフィフス・ハーモニーはますます絶好調に。初のアルバムをリリースし、シングル「ワース・イット」も大ヒット。でもそのウラで現状に違和感を持ちはじめていたのがカミラ。のちに「私の最終目標は、勇気をもって自分をさらけだすこと」と語っているの。「フィフス・ハーモニーでは私個人の表現を充分にするのはむずかしかった」ともね。

「ワース・イット」のMV

たしかに当時のフィフス・ハーモニーの歌や衣装、そしてステージの演出などはすべて、その道のプロによって作り上げられたもの。メンバーの仕事は、決められたパフォーマンスを正確にステージでこなすことで、そこに個人の創造性をいれこむ余地はほとんどなかったんでしょうね。

グループでは「個人の表現」に限界があった?

 

この投稿をInstagramで見る

 

Fifth Harmony(@fifthharmony)がシェアした投稿

そしてカミラは「それが人々の興味を引くとはわかっていたけど、フィフス・ハーモニーは性的なパフォーマンスを全面に出しすぎている、とも思っていた」と告白。たしかに、フィフス・ハーモニーはセクシーさを全面におしだすパフォーマンスをすることが多かったけれど、それはカミラが望んでいたことではなかったのかもしれないわね。

【動画】「ワース・イット」のセクシーなパフォーマンス

「自分の言葉で表現したい」「注目を集めるために過剰(かじょう)に露出をするのはちょっと」と、そんな自分の心の声を無視できなくなってきたカミラ。そんなときに、彼女の運命の歯車が音を立ててまわりだすの。

ショーン・メンデスとの再会と衝撃のソロ・デビュー

2015年、大親友のテイラー・スウィフトのコンサートを観に行ったカミラは、バックステージで運命の再会を果たすの。お相手はテイラーの「レッド・ツアー」にオープニング・アクトとして同行していたショーン・メンデス。

2015年当時のふたり。ショーンがまだあどけない!

「『あら、ひさしぶり』ってかんじで、そこで彼とはじめてちゃんとしゃべった」と語ったカミラ。意外にも気が合ったふたりは、その場で即興(そっきょう)で曲をつくって音あそびを楽しんだそう。そしてこれをキッカケにカミラとショーンは本格的に曲作りをすることになってね。結果的にできたのが、シングル曲「アイ・ノウ・ホワット・ユー・ディド・ラスト・サマー」。そう、カミラはフィフス・ハーモニーに在籍しながら、ついにソロ活動をはじめることになったの。

【動画】「アイ・ノウ・ホワット・ユー・ディド・ラスト・サマー」のMV

浮気をして罪悪感に苦しむ女性と、彼女のウソに気づきながら見て見ぬふりをする男性。お互いの気持ちをカミラとショーンが交互に歌うこの曲は、話題の若手スターのコラボということで話題にもなり、大ヒット。カミラはソロ歌手としても、かなり好調なすべりだしをみせたってワケ。

「私には、以前好きな人がいたの」「でもその彼が私以外に、ほかの女の子を口説いていること知ってしまった」と語ったカミラは、そのときの自身の経験にインスパイアされてこの曲をつくったと告白。彼女にとっては、「自分で書いた曲を歌えた」ということが、何よりもうれしかったのかもしれないわね。

そして、コラボ曲のお相手ショーン・メンデスとは、そのあまりの相性のよさゆえに次第に「友達以上の関係なのでは?」とウワサされるように。ふたりは当時「あくまでも仲のいい友達」と全力で否定。でも数年後のいまの結果をみればやはりふたりの出会いは運命的なモノだったというしかない気がするわ。

大人気のガールズ・グループに属しながら、ソロ・アーティストとしても大成功をおさめたカミラ・カベロ。とどまるところを知らないその勢いが、皮肉なことに彼女を崖っぷちに追い込んでいくことに。つづきはまた次回。お楽しみに!

この記事のつづきはコチラ

▼テイラー・スイフトのスゴい人生を1話目からじっくり読みたい場合はコチラ!

▼ミランダ・カーのセレブな人生について書いたコラムは3回シリーズになってるよ!まずは1話目からどうぞ

▼セレーナ・ゴメスについてディープに書いてみたこのコラムは5回シリーズになってるよ!まずは1話目からどうぞ

tvgrooveをフォロー!