映画『ハリー・ポッター』の一作目と二作目で監督を務めたクリス・コロンバス監督が、もっとも撮影が難しかったシーンを明かした。
(左から)ダニエル・ラドクリフ、クリス・コロンバス、ボニー・ライト
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最近、米Insiderのインタビューに応じたコロンバス監督は、小説「ハリー・ポッター」を読んだ際、“クィディッチ”のルールを75パーセントほどしか理解できていなかったことを告白した。
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“クィディッチ”は、「ハリー・ポッター」に登場する架空のスポーツ。ほうきに乗りながら、3種類・計4つのボールを使って対戦するというもので、ハリー・ポッターたちのいる魔法界では大人気の球技だ。
Harry has had his fair share of Quidditch-related scuffles. We take a look at six of them: https://t.co/6GH5tBsgml pic.twitter.com/dp3C00P5WO
— Wizarding World (@wizardingworld) January 7, 2016
当初はクィディッチを完全に理解できなかったというコロンバス監督。しかし、元々スポーツ愛好家であった彼は、観客がクィディッチのルールをいまいち理解できないまま、試合のシーンがどんどん進んでいくのを避けたかったという。
Unlike Harry, most first years don’t get the chance to join their Quidditch team, but if you were a first-year student making history, what team position would you choose? pic.twitter.com/5W1EycMXeK
— Wizarding World (@wizardingworld) October 20, 2021
そこで、コロンバス監督は原作者J・K・ローリングの助けを得ながら、クィディッチのルールを確認していくことに。そもそも、“クィディッチ”は架空のスポーツであるがゆえ、この場面を実現するのには、かなりの労力を要したようだ。
コロンバス監督は、クィディッチのピッチ(グラウンド)をデザインするのに必要なすべてのルールや、クィディッチの“点数システム”が試合に与える影響など、クィディッチに関するありとあらゆる情報が書かれたノートを肌身離さず持っていたことを明かしている。
「基本的に、新しいスポーツを考え出す感じだった。言うまでもなく、この映画の視覚効果は現実には存在しない。だから、(クィディッチのシーンは)難しいけど挑戦しがいのある場面だったよ」
これまで、『ホーム・アローン』シリーズや、『ミセス・ダウト』など、数々の名作を世に送り出してきたコロンバス監督。そんな彼ですらお手上げ状態だったというのだから、クィディッチを生み出したJ・K・ローリングは、驚くほどの切れ者のようだ。