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トラヴィス・スコットとドレイク、音楽フェスでの事故を巡り850億円の賠償を請求される!? 「重大な過失の結果」「音楽が中断されなかった」

トラヴィス・スコット MUSIC/ARTISTS
トラヴィス・スコット

10人が死亡、数百人が負傷した事故が起きた、野外音楽フェス「アストロワールド・フェスティバル」。フェスを主催したラッパーのトラヴィス・スコットと人気歌手のドレイクが、被害者から賠償を求める裁判を起こされている。

11月5日(金)にヒューストンで開催された野外音楽フェス「アストロワールド・フェスティバル」にて、大勢の観客がステージ前に押しよせたことにより、10人が死亡、数百人が負傷した。

16日(火)には亡くなった男性1人の家族を含む被害者ら125人が、主催したラッパー、トラヴィス・スコットやゲスト出演したドレイクらを相手取り、7億5000万ドル(約850億円)の賠償を求める裁判を起こした。

弁護団の1人トニー・バズビー弁護士は、米ピープル誌に対し、観客の1人アクセル・アコスタさんが亡くなったことは「起こるはずのなかったこと。重大な過失の結果だ」と語っている。

米ピープル誌が入手した訴状の中でトニー・バズビー弁護士は「アクセル・アコスタさんは大勢の観客が押し寄せてきた中で、押しつぶされたことにより心肺停止した」と主張。

さらに「彼が大勢の人の下敷きになって命を落としかけているにもかかわらず、音楽は約40分間にわたり、中断されることなく流れ続けていた」と続けた。

また主催のトラヴィス・スコットや出演者だけでなく、レコード会社やマネージャー、エージェント、スポンサーらも、観客の安全を守るための努力を怠ったとして、被告欄に名を連ねている。

なお裁判資料の中には、事故発生当時、トラヴィスがSNSへの投稿など「暴力やその他危険な行為を容認する」ような行動をしていたことなどが記されているという。

また、イベントにサプライズゲストとして出演していたドレイクについては「暴力を容認するような明確な言動はなかった」としながらも、「トラヴィス・スコットから恩恵を受けた側」だとして被告に加えられることとなった。

今回の事故をめぐっては、この件の他にも主催者に対し、少なくとも36件の訴訟が起こっている。

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