映画『ハリー・ポッター』シリーズ第一作、『ハリー・ポッターと賢者の石』といえば、2時間32分の作品であることは知られているが、このたび監督のクリス・コロンバスが、あるキャラクターが登場するシーンが含まれた、3時間にわたる別バージョンがあったことを明かしている。
2001年に公開された『ハリー・ポッターと賢者の石』は、その後に発表された7作品にくらべ、よりJ.K.ローリング原作の要素が多く含まれているといわれている。
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それでも映画化するにあたり、小説版で登場するキャラクター、ピーブスの部分はカットせざるを得なかったそうだ。
ピーブスは、ホグワーツ魔法学校に出没するいたずら好きのポルターガイストで、原作好きのファンからの人気は高い。
実は劇場版でも、ピーブスが登場するシーンは撮影されていた。出演していたのは俳優のリック・メイヨールだ。
ところが、このシーンは本来の劇場版より7分長い「アルティメット・エディション」にも収録されていない。
監督のクリス・コロンバスは、「The Wrap」のインタビューでこの件について語っている。
シカゴでこの3時間バージョンを試写した際、子供たちから「もっと見たい」という声があがり、受け入れられていたことはわかっていたという。それでも最終的に、30分近くの映像がカットされたことについてコロンバスは、「うまくいくと思っていたんだけど、親御さんから『長すぎる』って意見が上がってね。子供たちからは『もっと見たい』って声もあったんだけど、子供はそんなに集中力が長くないから。これでよかったんだよ」と語っている。
なお『ハリー・ポッター』シリーズを製作するワーナー・ブラザースによると、今後、将来的にも3時間バージョンを公開する予定はないという。
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