ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディが、昨年制作が発表されていた『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品「Rangers of the New Republic」の今後について口を開いた。
昨年、ディズニーの投資家説明会で発表された『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品「Rangers of the New Republic」の制作。ところがこれ以降、ディズニー側からこの名前が発せられることはほとんどなかった。
今回、キャスリーン・ケネディは「Empire」誌に対し、本作の制作がまったく進んでいないことを明言。さらに今後、エピソードの一部が現在公開中のドラマ『マンダロリアン』に吸収される可能性があることも明かした。
ケネディはこの中で、「脚本にしても何にしても、まったく手をつけていません」と語ると、「(作品で登場する予定だった)いくつかのエピソードは、次の『マンダロリアン』に反映されることになるでしょう」と続けていた。
ルーカスフィルムが計画を断念したり、変更したり、延期したりすることはそう珍しいことではなく、『スター・ウォーズ』シリーズ制作時にも起こっていた。特にこの作品に登場するとみられていた女性戦士キャラ・デューンを演じるジーナ・カラーノが、今年2月にSNSで暴言を繰り返し、ルーカスフィルムから解雇されたこともあって、ファンの間では制作中止は仕方のないものという空気が広がっていた。
「Rangers of the New Republic」は反乱軍が力を持ち始めた頃を描いた作品で、これまでのスター・ウォーズ史には登場してこなかった時代が舞台となる予定だった。そのため残念がる声もあがっているが、今後描かれる可能性は十分にあるだろう。
それまでは、現在発表されている「アソーカ」や「The Book of Boba Fett」、そして「マンダロリアン」シーズン3に期待して待つのがよさそうだ。