1998年の大ヒット作『アルマゲドン』が、実際のNASAのミッションを予測していたのではないかと話題になっている。
映画『アルマゲドン』は、巨大な小惑星が地球に衝突するという人類の危機に立ち向かうため、NASAがディープコアの石油掘削機のチームを宇宙に送り込み、衝突する小惑星に核爆弾を設置して破壊しようと試みるストーリーだ。ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ベン・アフレック、リヴ・タイラー、オーウェン・ウィルソンなど、ベテランから新人まで豪華なキャストが集結したことでも話題となった。
先週、NASAは、スペースXファルコン9ロケットを打ち上げ、DART(Double Asteroid Redirection Test)と呼ばれるテストミッションを開始。このロケットは太陽の周りを飛行した後、小さな小惑星ディモルフォスに接触することを目的としているという。このロケットの衝突により、NASAはディモルフォスを軌道から外すことができるかどうかを確認し、小惑星が地球に脅威をもたらさないようにするのだという。
NASA’s #DARTMission launch is coming up quick! ⏰
Learn more about the mission and lead up to launch starting tomorrow at 4 p.m. Eastern: https://t.co/mCURXZsNUc pic.twitter.com/v7izm7lnto
— NASA Sun & Space (@NASASun) November 20, 2021
このテストミッションが開始された後、ネット上では『アルマゲドン』との類似点を指摘する声が多く、映画タイトルがトレンド入りとなった。そして、『アルマゲドン』でメガホンをとったマイケル・ベイ監督もThe Wrapの取材に応えた。映画の制作準備段階で、監督はNASAのジェット推進研究所の職員に会ったという。「彼らは、映画の中で私たちが言及した計画を実際に数々持っていました」とコメントしている。