映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で監督を務めたクリス・コロンバス（63）が、セブルス・スネイプ役の故アラン・リックマンのキャスティングに苦労した経験を明かした。
不朽の名作ファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズの第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の公開が今年で20周年を迎えることを記念し、監督を務めたクリス・コロンバスが同作にまつわる裏話を明かした。
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メガヒットシリーズの原点となった同作は、魔法使いの少年ハリー・ポッターがホグワーツ魔法魔術学校に入学し、仲間とともに謎に挑みながら成長する様子が描かれた作品だ。
Did you know we’re celebrating the 20th anniversary of the Philosopher’s/Sorcerer’s Stone film this year? What’s your favourite moment from Harry Potter’s first onscreen adventure? #20YearsOfMovieMagic pic.twitter.com/BkYME4aQ5T
— Wizarding World (@wizardingworld) May 13, 2021
クリスは、大きな成功の一因となったキャスティングについて苦労した裏話をインタビューで明かした。
「プロデューサーと私は、俳優たちを説得するためにかなりの期間、ディナーツアーをしなければならなかった。アルバス・ダンブルドア役にリチャード・ハリス、ミネルバ・マクゴナガル役にマギー・スミスをキャスティングするために、彼らと一緒に食事に行き、説得を重ねたよ。スネイプ役のアラン・リックマンも同様で、特に彼は“『ダイ・ハード』や『ロビン・フッド』の後に、もう悪役はやりたくない”と渋っていたんだ。でも作者のJ.K.ローリングが、シリーズを通してスネイプに何が起こるのかを説明して、彼を説得してくれたんだよ」
Always. pic.twitter.com/jPnLwzFx0l
— Harry Potter (@harrypotter) January 29, 2017
冷酷で嫌われ者の悪役スネイプの、内側に秘めた強い勇気と一途な愛を知り、アランはスネイプ役を引き受けたようだ。
『ハリー・ポッターと賢者の石』の撮影時、原作は4作目までしか公開されていなかったため、アランのみが謎に包まれたスネイプの過去と未来を知っていた。そのため、クリスは当時、アランの演技で気になった点があったという。
「彼の演技には、ほんの少しだけクセを感じていたんだけど、それがなんなのか分からなかった。アランに聞いてみても、“7作目を読めば分かるよ”とだけ言われたんだ。でも、7作目の本を読んだとき、“ああ、彼の選択はすばらしかった”って思ったよ」
Here are the times we think Severus Snape was scarily right: https://t.co/ZLwwuYt3qz pic.twitter.com/yXZ9Dhoiol
— Wizarding World (@wizardingworld) May 24, 2016
厳格で冷酷なだけではないスネイプの複雑な心情を、アランはシリーズを通して巧みに表現していたようだ。
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