王室のシニアロイヤルを離脱したヘンリー王子が、妻メーガン妃と交際時、兄のウィリアム王子のある発言に怒ったと伝えられている。
11月30日(火)に発売されるクリストファー・アンダーソンによる著書「Brothers And Wives: Inside The Private Lives of William, Kate, Harry And Meghan」にて、ウィリアム王子からメーガン妃との交際を疑問視されたヘンリー王子が、「何様のつもりだ!!」と怒りをぶつけていたとの記述があることがわかった。
2017年9月、メーガン妃へのプロポーズを考えていると口にしたヘンリー王子に対し、ウィリアム王子が「どうしてそんなに急ぐんだ?」とたずねたことがきっかけだったとされている。
ウィリアム王子とヘンリー王子の確執は、ヘンリー王子に近い人々が、メーガン妃との関係に懸念を抱いたことから始まったとされている。
その中には、故ダイアナ元妃の弟であるスペンサー伯爵も含まれており、ウィリアム王子はこの伯爵の名にも触れたうえで、「二人は関係をスローダウンすべきだ」と忠告したそうだ。
ところが、これがヘンリー王子の逆鱗(げきりん)に触れた。彼は「兄は自分の個人的なことに他人を干渉させようとしている」として激怒したという。
そんなウィリアム王子だが、本によると当初はメーガン妃を受け入れる姿勢を取っていたようだ。しかしメーガン妃の父親であるトーマス・マークルのスキャンダル記事が出たことで、次第に疑念を抱くようになっていったという。
さらに、メーガン妃とは疎遠になっていた異母兄姉のサマンサとトーマス・Jr.がメーガン妃について「イギリス王室の毒になる」と警告したことで、警戒心を強めたという。
そして、本の中ではウィリアム王子が友人に対し、「何を信じればいいのかわからない」とこぼしていたともつづられている。
なお、これらの記述に関して、ウィリアム王子側もヘンリー王子側も現在のところコメントは出していない。