11月30日(火)に発売された、クリストファー・アンダーソンによる著者「Brothers And Wives: Inside The Private Lives of William, Kate, Harry and Meghan」の中で、「アーチーくんの肌の色を懸念する発言」がチャールズ皇太子によるものだと記され、物議をかもしている。
そんな中、著者クリストファー・アンダーセンが29日(月)、情報番組「Today」のインタビューに答え、「チャールズ皇太子の発言は、純粋な疑問だった」と釈明した。
「アーチー君の肌の色懸念発言」は、今年3月、メーガン妃とヘンリー王子が大物司会者オプラ・ウィンフリーのインタビューに答えた中で明らかになったものだ。
メーガン妃はこの中で、アーチー君がまだお腹の中にいた頃、王室メンバー内の会話で「彼の肌の色はどのくらい濃くなるのか」という会話があったことを暴露。人種差別的だとして世界中からイギリス王室の対応に注目が集まった。
そんな中、クリストファーは、このチャールズ皇太子の発言について、あくまでも祖父という立場として、「孫がどのような見た目になるのか」純粋に疑問に思っただけだ、と主張している。
「私が言いたいのは、美しい混血のアメリカ人女性と、世界で最も有名なイギリス人が夫婦となって、どのような子供が産まれるのか、思いを巡らせただけだ、ということです」と語ったクリストファーは、「私にも孫がいるので、その気持ちはよくわかります」と付け加えた。
そして、クリストファーは「しかしそんな純粋な発言は、王室内で陰謀を企む者たちによって悪意あるものに変わってしまいました」と語ると、ヘンリー王子がまだ幼い頃から、兄のウィリアム王子との間に溝があり、王室関係者の中でも対立が生まれていると述べた。
なお、クリストファーによると、王室内は現在、「エリザベス女王、チャールズ皇太子、カミラ夫人の派閥」と「ウィリアム王子の派閥」そして「ヘンリー王子の派閥」の3つに分かれているという。派閥内では競争が激化し、情報をリークして足を引っ張りあっているというのだ。
クリストファーは現在のイギリス王室について、「とても有害な環境です」と指摘した。
また今回の本に記されている内容の信ぴょう性について「私は50年間、この一家を取材してきました」と語ったクリストファーは、「ですので、私の情報源は確かです。もう何十年も付き合いがあり、裏どりもしています。この本に書かれている内容は、全て複数の情報源のうえに成り立っているものです」と訴えた。