11月29日(月)、歌手のリアーナが、出身国であるバルバドス政府から「国民的英雄」の称号を与えられた。
この称号の授与は、バルバドスがイギリスから独立して共和国となったことを記念する式典で明らかになった。この式典には、イギリスのチャールズ皇太子も出席している。
バルバドスのミア・モトリー首相はこの式典にて、「このすばらしい国家、そして誇り高き人びとを代表し、ここにバルバドスの国民的英雄、ロビン・リアーナ・ファンティ大使をご紹介します」と語った。
さらにミア・モトリー首相は、「これからも、ダイヤモンドのよう輝きつづけ、あなたの言葉や行動によって国家に栄誉がもたらされますよう。そしてあなたの功績が認められますように」と、リアーナのヒット曲「Diamonds」のタイトルを盛り込んでその栄誉をたたえた。
SIMPLESMENTE A MAIOR! Rihanna foi nomeada Heroína Nacional de Barbados.
Ela se tornou a segunda mulher a receber essa honraria e passará a ser reconhecida no país como a Honorável Robyn “Rihanna” Fenty! pic.twitter.com/aLhE6eW8WA
— Tracklist (@tracklist) November 30, 2021
リアーナは1988年、バルバドスのブリッジタウンに誕生。10代の頃レコードプロデューサーに見出されアメリカに移住してキャリアをスタートさせると、2005年にCDデビュー。以降は歌姫としてトップの座に君臨し続けている。
バルバドス政府が国民的英雄の称号を与えるのは、リアーナで11人目であり、女性としては2人目だ。
この日リアーナは、感染症予防のため黒いマスクをつけ、シンプルなワンショルダーのデザインが特徴的なボッテガ・ヴェネタのオレンジドレスに身を包んで式典に参加。その一挙手一投足に人々の注目が集まった。
なお、バルバドスは今回、エリザベス女王を君主としていた立憲君主制からデイム・サンドラ・メイソンを大統領とする共和制に移行している。
式典に出席したチャールズ皇太子は、「私たちの歴史の中の汚点と言われる奴隷制度という最も暗い過去を乗り越え、この島の人々は並外れた不屈の精神で自分達の道を切りひらいてきました」とスピーチした。