俳優のヴィン・ディーゼルが、かつての友人ポール・ウォーカーの命日に心温まるメッセージを送っている。
俳優として活躍していたポール・ウォーカーは、映画『ワイルド・スピード』シリーズでヴィン・ディーゼルと共演。同シリーズには欠かせない人物であったが、2013年11月30日、交通事故により40歳という若さでこの世を去った。
そんなポールの命日である11月30日（火）、ヴィンは自身のインスタグラムを更新。ヴィンが長女を授かった際に、ポールからもらったというアドバイスを明かした。
ヴィンが投稿したのは、長女ハニアとポールの娘メドウの2ショット写真。添えられたキャプションでは、ヴィンが娘の誕生に際し不安を抱いていた当時の様子を振り返っている。
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キャプションの中でヴィンは、「あの日のことはよく覚えてる。『ワイルド・スピード4』で中華料理を食べているところで、ちょっとしたケンカになるシーンだった。ポールが、『レティはただ、ドムに帰ってきてほしかったんだ』ってセリフを言って終わったんだ。その日の撮影が終わったあと、ポールが僕の待機トレーラーにやって来てたずねた。『何を考えているんだ？何かひっかかっているんだろ？俺にはわかるんだ』ってね」と当時の様子を振り返った。
さらに「そこで俺は答えた『もうすぐ子供が産まれるんだ。でも、無事に産まれるか心配で』って。それからポールが言ってくれた言葉は決して忘れない。君は、『どんなに屈強な男であっても、分娩室の外で待ちたがるものだろう。でもそれは違う。分娩室に入って、へその緒を切ったその瞬間、君にとって最高の1日になるんだ』ってね。君にはすでに天使が誕生していたから、自分の経験をもとに話してくれていたんだな」と続けた。
ヴィンが投稿した写真は、ポールの娘メドウの結婚式でのものだった。実はこの式にて、ヴィンの娘ハニアが花嫁の付添人をつとめた。
「人生に悲劇はつきものだ。でも心を開き、信念を持っていれば必ずすばらしいことがやってくる」とつづったヴィンは「ポール、この写真を見てくれ。きっと君を笑顔にしてくれるよ」と美しく成長した娘の姿を、天から見守るポールに捧げた。
