オビ=ワン・ケノービはなぜ、惑星タトゥイーンで帝国軍に発見されなかったのか。2015年に発表されたジェイソン・アーロンとジョン・カサデイによるコミック版「スター・ウォーズ」の中でその理由が明らかになっている。
映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』にて、ダース・ベイダーとなってしまったアナキン・スカイウォーカーの息子ルークを惑星タトゥイーンに連れて行き、成長を見守りつつ、帝国から身を隠して生活することを決断したオビ=ワン・ケノービ。
当初はすぐに見つかってしまうのではないかと考えられていたが、潜み続けることができたのにはあのキャラクターの存在があったようだ。
[PR]タトゥイーンを拠点とするキャラクターといえば、銀河最強のギャングの1人、ジャバ・ザ・ハットだろう。彼はオビ=ワンがタトゥイーンに潜んでいることを知っていた。
パルパティーンが皇帝となった暗黒時代、ジャバ・ザ・ハットはアウターリムにて「大将軍」という称号を得て犯罪国家を築いていた。しかしジャバ・ザ・ハットは、自身の国がパルパティーン帝国よりも弱小であることを承知しており、パルパティーンから目をつけられることを恐れていたのだ。そのため、タトゥイーンにオビ=ワンがいるという情報をあえて隠していた
こうしてオビ=ワンは、19年後にレイア・オーガナから助けを求められてジェダイとして復帰するまで、帝国軍に発見されることなく生活することができたのだった。
このことから、1つの可能性が浮かび上がる。
処刑を命じる最高機密指令「オーダー66」によって、ヨーダとオビ=ワン以外のジェダイは殺害されてしまった。しかしもしかすると、オビ=ワンと同じように、帝国から目をつけられることを恐れた地元住民により存在を知らされなかった生存者がアウターリムのどこかに潜伏しているかもしれないということだ。
このあたりの謎が、今後の「マンダロリアン」やオビ=ワンを主人公としたスピンオフシリーズの中で展開されていくことを期待したい。