女優、歌手、そしてプロデューサーとしても活躍するセレーナ・ゴメスが、新たにスペイン語コンテンツの製作に乗り出すことがわかった。
セレーナ・ゴメスは今回、アメリカ国内のスペイン語テレビネットワーク企業「Univision」と契約を結び、「Mi Vecino, El Cartel」(私たちのカルテル)というタイトルの全編スペイン語犯罪ドキュメンタリーを製作するという。
またUnivisionは、2022年にストリーミングサービスを展開することも発表しており、このドキュメンタリー・シリーズもコンテンツの1つとなる。
「Mi Vecino, El Cartel」は三部で構成されており、元カルテルの弁護士で米国政府の高官に協力していたフアン・ゲレロ・チャパ氏の殺害事件をめぐる、国際的な捜査と裁判について追求する番組だ。この事件によってアメリカにおけるメキシコ・カルテルの勢力図がどのように明らかになったか突き詰めていくという。
セレーナは番組制作にあたり、「実録犯罪ドキュメントのファンとして、この話をもらったときにすぐに頭に浮かんだのが、フアン・ゲレロ・チャパの殺害事件だったの。事件が起こったのが私の地元ヒューストンの近くだったこともあるし、ストーリー自体がこれまでに聞いたことのないようなものだったこともあって、すごく印象に残っているの」と語り、「Univision のパートナーとなり、番組で真実を追求できることを楽しみにしているわ」と続けた。
Univisionの役員ロドリゴ・メイゾン氏は今回の契約について、「世界的に評価されているクリエイターの一員としてセレーナ・ゴメスを迎え入れられることを誇りに思っています。今後、言語的にも文化的にもますます質の高いコンテンツを提供できるでしょう」と語っている。