歌手で女優のレディー・ガガが、役づくりが自身に与えた影響と、その危険性を赤裸々に語っている。
2018年の『アリー/スター誕生』に続き、最新作『ハウス・オブ・グッチ』でも圧倒的な演技を披露しているレディー・ガガ。
そんな彼女が、『ハウス・オブ・グッチ』で主人公パトリツィア・レッジャーニを演じるにあたり、個人的に精神科の看護師を雇っていたことを明かした。
先日、「Variety」のインタビューに答えたガガは、イタリアでの撮影中のできごとについて、「撮影が終わるまで、精神科の看護師を雇っていたの」と語り、「そうしなければならない気がした。その方が、より安全だって思ったの。私は常にパトリツィアでいなければいけなかったから、言葉のなまりも残っていた。映画に関係のないことを話している時でさえ、まるで(作品内の夫)マウリツィオが下で待っているんじゃないかと考えてしまうくらい、パトリツィアになりきっていたのよ」と、パトリツィアというキャラクターに取りつかれていたことを明かした。
そして、パトリツィアになりきることで、プライベートでも暗い気持ちになることが多くなったという。
「自宅にも、彼女の人生が持っているような暗やみを持ち込んでしまっていたの」と語ったガガは、「他の俳優たちはここまでする必要ないって思っているわ。私自身、いつも『なんでこんなことしてるんだろう』って思ってる」と、役の悩みや目的に「共感」することで役づくりをする「メソッド演技法」に力を入れすぎていたことを明らかにした。
なお、ガガは過去に、メソッド演技法を取り入れたことにより、身体的に支障をきたしたこともあったと語っている。
ガガが主演をつとめる『ハウス・オブ・グッチ』は2022年1月14日より公開される。
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