今年10月に起こった、俳優アレック・ボールドウィンの映画『Rust』撮影現場における拳銃誤発射事故で、アレック・ボールドウィンの携帯電話について、警察が捜索令状をとったことがわかった。
これはDeadlineが報じたもので、管轄のサンタフェ保安官事務所は、ボールドウィンの携帯電話の中に、事件に関連するさらなる情報が含まれているのではないかと考えているという。
12月16日(木)に承認された捜索令状の中には、保安官事務所のアレクサンドリア・ハンコックにより、「犯罪の実行中、または実行後に個人の携帯電話を使用するため、携帯電話に証拠が残っている可能性があると考えている」とつづられており、「このような情報がもし存在すれば、捜査に関連しており、かつ重要となる可能性がある。我々はこれまでの取り調べの中で、『Rust』制作に関して複数回メールのやりとりがなされていることを把握している」と付け加えられている。
Deadlineによると、ボールドウィンは捜査の過程で探偵ともやりとりを重ねているという。また、ボールドウィンと彼の弁護人は、捜索令状なしで携帯電話を差し押さえることを拒否したそうだ。
事故が起こったのは今年10月21日のこと。ニューメキシコ州で行われていた『Rust』の撮影現場にて、ボールドウィンが構えていた銃が誤発射。これにより、撮影監督のハリナ・ハッチンスが亡くなり、監督のジョエル・ソウザが負傷した。
先日、ボールドウィンはついに沈黙を破り、対談番組に出演。事故を振り返ったうえで、「引き金はひいていない」と主張している。
また、この事件については、現場の武器管理を担当していたスタッフも「濡れ衣を着せられた」として訴訟を起こす事態へと発展している。
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