歌手ブリトニー・スピアーズの父親が2008年、娘の成年後見人制度を開始する数日前に、40,000ドル(約450万円)の借金をしていたことが明らかになった。
これは12月19日(日)、The New York Timesが報じたもので、ブリトニー・スピアーズが精神的な問題で強制入院をさせられていた時期、彼女の父ジェイミー・スピアーズは、ビジネスマネージャーであるルー・テイラーの会社「Tri Star Sports & Entertainment Group」からお金を借りていたのだという。
その数日後、ブリトニーがまだ入院しているタイミングで、ジェイミー・スピアーズはカリフォルニア州裁判所に後見人制度の適用を求める嘆願書を提出。ブリトニーは精神的な問題を抱えていて傷つきやすいとし、財産や不動産、プライベートを管理する必要があること、これは彼女を助けるための行為であり、報酬が支払われるべきであることを訴えた。
当時の判事はこれを認め、ジェイミーは翌年、トリー・スターをブリトニーの不動産の管理人として採用した。
なお、ジェイミーがこの借金を何に使ったのかは今のところ明らかになっていない。
全米後見人協会のアンソニー・パルミエリは今回の報道について、「誠実さはどこにあるのだろうか」と語り、「後見人は被後見人の利益と、貸主であるビジネスマネージャーの利益、どちらを優先させているのか。利害関係があるのでは」と付け加えた。
ルー・テイラーの弁護人チャールズ・ハーダーはジェイミーの借金が「少額」であり、最終的に「返済された」と主張。翌年のトリー・スターの不動産管理業務に影響を与えたわけではないとのコメントを発表している。
ブリトニーの後見人制度については、長年にわたり本人が解除を希望していた。そして今年11月、13年ぶりに後見人制度の終了が認められた。