人気海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」や、その続編「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」に出演しているサラ・ジェシカ・パーカーら主要キャストが、ミスター・ビッグ役クリス・ノースの性的暴行疑惑を受け、声明を発表した。
事の発端は、2人の女性ゾーイさんとリリーさん(ともに仮名)が、米The Hollywood Reporter誌に対し、クリスから過去に性的暴行を受けたと告発したこと。同誌の中で、2人はクリスとの出会いや事件の詳細について、それぞれ細かく語っているが、当のクリスは「行為は合意の上だった」として、彼女たちの主張を真っ向から否定している。
この直後には、クリスから性的暴行を受けたという3人目の女性エヴァさん(仮名)も現れ、事態は混迷を極めている。今後の展開が注目される中、クリスの共演者であるサラ・ジェシカ・パーカー、シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィスの3名は、12月20日、SNSを通じて共同声名を発表。勇気を出してクリスを告発した女性たちを称えている。
— Cynthia Nixon (@CynthiaNixon) December 21, 2021
「クリス・ノースに対する疑惑を耳にし、私たちは深く悲しんでいます。私たちは、人前に名乗り出て、辛い経験をシェアしてくれた女性たちを応援しています。私たちはそれがとても難しいことだと知っていますし、そんな彼女たちを称賛します」
性的暴行疑惑が持ち上がって以降、クリスには多方面で影響が出はじめている。米People誌が報じたところによれば、クリスは契約を結んでいたタレント・エージェンシー「A3 Artists Agency」から解雇されたほか、米CBSで放送中の新ドラマシリーズ「The Equalizer」から降板することが明らかになっている。