映画『スパイダーマン』シリーズで主演を務めている俳優のトム・ホランドと、共演女優のゼンデイヤら他のキャストたちが、ある少年に贈った「ごほうびイベント」が話題を呼んでいる。
【動画】Bridger “Web Swings” with Spider-Man’s Tom Holland
トム・ホランドらは、6歳になる男の子ブリジャー・ウォーカーくんを撮影現場に招待してもてなすイベントを行った。彼は昨年、犬に襲われた幼い妹を救うべく、自らがケガを負いながらも立ち向かったのだ。2時間にも及ぶ手術、90針も縫うという恐ろしい事件となったが、命に別状はなかった。
まさに本物のヒーローといえる勇敢さをみせたブリジャー・ウォーカーくんのこの行動には、世界中から称賛の声が寄せられた。ブリジャーくんの父親によるとこの時、トムから『スパイダーマン』の撮影現場に招待されたという。
そして父親は、実際に撮影現場を訪れた際のできごとをインスタグラムに投稿。「彼らは親しみやすいヒーローを演じているわけじゃない。本物のヒーローなんだ」とキャプションを添えた。
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さらにキャプションには、「トムがスパイダースーツを着て、ブルースクリーンの前につくられたセットで、高所撮影をしている様子を見学した。その時の子供たちの表情といったら、何物にもかえられないよ。トムは子供たちに手を振ってくれて、とても感動したんだよ。本当は、子供たちが一番興奮するはずなのに、僕のほうが楽しんでしまった」とつづられている。
そしてついに、スパイダーマンと対面したブリジャーくん。その後はスパイダーマンと一緒にワイヤーにつり下がってみたり、片ひざと片手をつく「スパイダーポーズ」のレクチャーを受けたりと、夢のような時間を過ごしたようだ。
また、現場にいたゼンデイヤについて、父親はインスタグラムにて「ゼンデイヤは私の10代の娘のところへやってくると、ネイルをしきりにほめてくれた」とつづり、「すると娘の表情が、灯りがともったように明るくなったんだ。ゼンデイヤは何気なく取った行動だろうが、これが僕にとってどれほど意味のあることだったか、わからないだろうな」とスターでありながら、自然なふるまいをするゼンデイヤを絶賛した。