『スター・ウォーズ』続三部作にてポー・ダメロン役を演じている俳優のオスカー・アイザック。彼は当初、ポーというキャラクターの描かれ方に共感できず、オファーを断ろうとしていたという。
オスカー演じるポーが最初に『スター・ウォーズ』シリーズに登場したのは、続三部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』だ。丸いフォルムが人気のドロイド「BB-8」と行動をともにするXウィングのパイロットで、後にレジスタンスの指揮官に昇りつめた。
そんなポー役のオファーを受けた際のエピソードについて、オスカーはThe Hollywood Reporterのインタビューの中で明かしている。
オスカーは『スター・ウォーズ』シリーズへの参加が、自身のキャリアにおいて大きなポイントとなったとしたうえで、話を聞いた当初は「断ろうと思った」と告白したのだ。
インタビューの中で「J.J.エイブラムスとキャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルム社長)が、ぼくと話をしたがったんだ」と語ったオスカーは、「『役のことについて話したいから、パリに来てほしい』と言われた。だからパリまで飛んで話を聞いたんだけど、当時ポーという役は、『中心的な役割で映画全体のストーリーを作り上げ、壮絶な死をとげる』というものだった。それを聞いて、『あー、ちょっとナイな。主人公のためにお膳立てをして、壮絶な死をとげるって役は、これまでにたくさんやってきたんだ』って答えた」と当時のやりとりを明かした。
当時のオスカーは、悲劇的な死をとげるキャラクターを他の作品ですでに演じていたのだ。
そして、その後についてオスカーは、「キャスリーン(ケネディ)は言ってたんだよ。『そういえば、確かに別の作品でそんなキャラクターをやってたわね』って。それを聞いたJ.J.エイブラムスが、『OK、わかった。彼が生き残る道が見えてきたよ』って言ってくれて。そこからはもう、ぼくにとっては歴史的なできごとさ」と、最終的にオファーを受けることになった経緯を明かした。