英シンガーソングライターのエド・シーランが、Spotify史上初の快挙を達成したことがわかった。米People誌などが報じている。
12月22日(現地時間)、音楽ストリーミングサービスの「Spotify」はエドの楽曲「Shape of You」(2017)の再生回数(ストリーム数)が、同社史上初めて30億回に到達したことを発表した。
【動画】エド・シーラン「Shape of You」ミュージック・ビデオ
当のエドはインスタグラムを通じて「『Shape of You』がSpotifyで30億ストリーミングを達成したって聞いたんだ。まったくもって正気とは思えないね。この曲が10億回を記録して、それって普通じゃないって思ったのを覚えているよ。30億ストリーミングを達成した初めての曲だし、本当に本当にうれしいよ」と、偉業達成の喜びを語っている。
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ここで、エドは「Shape of You」にまつわる驚愕の事実をシェア。2017年のアルバム「÷(ディバイド)」からのリード・シングルとしてリリースされた同曲だが、実はエド本人は元々「Shape of You」をアルバムに収録しようとは思っていなかったのだとか。
エド本人は当時、「Shape of You」ではなく、同アルバムの収録曲「Castle On The Hill」の方が売れると考えていたと言い、同曲をアルバムからのファースト・シングルとして発表したいと思っていたという。
【動画】エド・シーラン「Castle On The Hill」MV
そんなエドに待ったをかけたのが、エドが所属するレコード・レーベル「アトランティック・レコード」のベン・クックだった。なんでも、「Shape of You」が完成した際、ベンはエドに対し「これをアルバムに入れないとダメだよ。(この曲を)シングルにしないと」と言ってきたそうだ。
その後、エドは「Shape of You」と「Castle On The Hill」の2曲を同時にリリース。結果的には、「Shape of You」の方が聴衆に広く親しまれるようになったことについて、「ベンには、僕がまちがっていて、君がとても正しかったと言わないと」と発言。あのとき「Shape of You」をリリースするべきだと勧めてくれたベンに謝罪と感謝の言葉を伝えたのだった。