人気海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」や、その続編「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」のミスター・ビッグ役で知られる俳優のクリス・ノース(67)。これまで3人の女性から性的暴行を訴えられてきたが、今週新たに4人目の女性が名乗り出た。
ニューヨークで歌手をしているリサ・ジェンティルさんは、2002年にクリスから性的暴行を加えられたと明かしている。弁護士と共に記者会見でリサさんは「ノースさんの権力と、そして私のキャリアを台無しにすると脅されたことから、名乗り出ることを恐れていました」と語った。
彼女は、1998年にミッドタウンの飲食店ダ・マリーノでクリスと初めて会ったという。クリスはこの店の常連でオーナーと仲良しだったそうだ。リサさんは「家族や友人とダ・マリーノを訪れると、彼がそこで食事をしたりしているのをよく見かけました」と話した。
2002年、彼女が店を出ようとすると、クリスは彼女を家まで送ると言ったという。「私のアパートに着くと、彼は上がらせてくれないかと言ってきました。私は彼に、何も飲ませるものがありませんと話したのです」とリサさんは当時を振り返る。「すると彼は『大丈夫』って言ったんです。彼はただ私がどこに住んでいるのか見たかっただけだと思います」。
アパートに入ると、クリスはキッチンですぐにキスをし始めたそうだ。「それから彼は、キッチンのカウンターに寄りかかり、無理やり私を引き寄せたのです。彼は私の全身にベタベタとキスをしていました。私は不快に思いました」とコメント。そして抵抗したにも関わらず、クリスはより攻撃的になって、彼女のブラジャーを押し上げたという。
「私は彼にやめてもらおうとしました」「彼は私の手をペニスの方に寄せたのです」「私は最後に彼を押し退けて、彼から離れることができました。そして『いや、こんなことしたくない』と叫んだのです」と当時について詳しく語ったリサさん。その後、クリスは激怒し「ビッチ」と叫び、彼女のアパートから飛び出したのだという。
さらに翌朝、クリスはルームメイトの携帯電話に電話をかけ、「あの夜のことを誰かに話したら、私のキャリアを台無しにする」と警告してきたという。「私をブラックリストに載せると言ったのです。彼は電話を切って、私はすぐに父と母に泣きながら電話しました」と説明している。
クリスはこれまで3人の女性の告発を完全否定しているが、CBSのドラマから降板させられるなどしている。