『スパイダーマン』原作者への敬意を表す「小ネタ」が、シリーズ最新作に隠されていることがファンの間で話題となっている。
2018年、大人気ヒーロー『スパイダーマン』などを生み出してきたアメコミ界の巨匠スタン・リーがこの世を去った。スタン・リーはこれまで、MCU作品にたびたびカメオ出演していたが、今後、劇場で彼を見ることができないことに、まだ慣れないファンも多いことだろう。
スタン・リーが最後にカメオ出演したのは、2019年の映画『アベンジャーズ:エンドゲーム』。この中で彼は車を運転しながら、「戦争じゃなく、愛を生み出せ」と叫んでいる。
この作品以降、スタン・リーがカメオ出演することはできなくなった。『スパイダーマン』シリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にも、もちろん出演していない。
しかし、するどいファンたちは、作品内にリーを思わせる小ネタが仕込まれていたことに気づいたようだ。
スパイダーマンとドクター・オクトパスの戦闘シーンに注目してほしい。MIT職員の後ろに駐車された車のナンバーが「1228」になっている。
これまでにも『スパイダーマン』シリーズの監督ジョン・ワッツは、作品内に登場するナンバープレートに、コミックの巻数を紛れ込ませていることで知られている。しかし、今回登場した数字は、リーの誕生日である「12月28日」を表していると思われる。
サム・ライミが監督を務めた2002年の『スパイダーマン』をはじめ、数々のヒーロー作品にカメオ出演してきたリー。
そんな彼が『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を生で見られなかったことは残念だが、こうした形で監督は、リーへの愛と敬意を表現したようだ。
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