米経済誌Forbesが、動画共有アプリ「TikTok」における2021年の収入ランキングを発表した。
TikTokは若者を中心に人気を博しており、近年利用者数が急増していることから、企業にとっては見逃せないプラットフォームだ。そのため、TikTokerと呼ばれるインフルエンサーによっては1本のPR動画に50万ドル(約5780万円)も支払われることもある。
今回のランキングで1位になったTikTokerは、PR動画の投稿だけでなく、自身でもビジネスを展開し、昨年1年間でに1750万ドル(約20億5700万円)もの収入を得ている。
6位タイ アバニ・グレッグ
年間収入:475万ドル(約5億4900万円)
2019年、ライフガードから転身するという異色の経歴を持つアバニ・グレッグ。現在はロサンゼルスに住み、動画配信サービス「Snap」で自身の番組を持つだけでなく、インターネットドラマ「Chicken Girls」では演技にも挑戦している。
6位タイ クリス・コリンズ
年間収入:475万ドル(約5億4900万円)
バンクーバーを拠点とする美容師のクリス・コリンズは、パンデミックを機にTikTokにコメディ動画を投稿するようになった。現在はチョコレート製造会社の「Hershey」や映画配給会社の「Lionsgate」、ヘアケア用品メーカーの「Pantene」をスポンサーに持つ。
4位タイ ジョシュ・リチャーズ
年間収入:500万ドル(約5億7800万円)
今回のランキングにおける唯一の男性TikToker、ジョシュ・リチャーズ。大手通販の「Amazon」やモバイル決済サービス「CashApp」といった複数の企業をスポンサーに持つだけでなく、ポッドキャスト番組やベンチャー企業の設立など、さまざまなビジネスを行っている。
4位タイ ベラ・ポールチ
年間収入:500万ドル(約5億7800万円)
2020年には、投稿した動画が年間で最も視聴されたベラ・ポールチ。2021年もその活躍は続き、「Google」や「Prada」といった大手企業をスポンサーに持つ。また昨年5月にはシングル「Build a Bitch」で歌手デビューを果たしている。
3位 アディソン・レイ
年間収入:850万ドル(約9億8000万円)
ネットフリックス映画『ヒーズ・オール・ザット』で女優デビューを果たしたアディソン・レイ。ネットフリックスとは今後も複数の作品に出演する契約を交わしているという。アパレル企業「American Eagle」などのスポンサーを抱えているだけでなく、コスメのプロデュースも行っている。
2位 ディクシー・ダミリオ
年間収入:1000万ドル(約11億5600万円)
TikTokerとしてだけではなく、歌手としてのキャリアもスタートさせたディクシー・ダミリオ。さらに動画配信サービス「Hulu」や「Snap」と契約を結び、自身の番組をスタートさせている。
1位 チャーリー・ダミリオ
年間収入:1750万ドル(約20億2200万円)
1億3300万人という、最多フォロワー数をほこるチャーリー・ダミリオ。2位になったディクシー・ダミリオの実の妹で「Hulu」の番組で共演している。アパレルブランド「Hollister」とのコラボ商品を展開するだけでなく、「ダンキンドーナツ」など大手企業をスポンサーに持つ。