女優のMJ・ロドリゲス(31)が、トランス女性として初のゴールデン・グローブ賞を受賞した。
米時間1月9日、カリフォルニア州ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルにて、第79回ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催された。
今回は、主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)のスキャンダルにより、放送局NBCが同授賞式の放送中止を決定。そのほか複数のメディアが参加しないことを選択し、テレビ放送やライブストリーミングは行われない異例の形となった。
受賞作品、受賞者はゴールデン・グローブ賞の公式SNSを通じて発表され、その中でも、MJ・ロドリゲスの受賞に注目が集まった。
ドラマ「POSE/ポーズ」で主演女優賞に輝いたMJ・ロドリゲス。トランス女性であるMJ・ロドリゲスは、今回、ゴールデン・グローブ賞を受賞した初のトランス女性として歴史を刻んだ。
2017年、ロドリゲスは、FXのテレビシリーズ「POSE/ポーズ」の主人公ブランカ・エヴァンジェリスタ役に抜擢され、彼女の演技は、批評家の賞賛を浴びた。
2021年、トランスジェンダー女性として初めてエミー賞のドラマ部門の主演女優賞にノミネート。エミー賞では受賞を逃したが、今回見事ゴールデン・グローブ賞を受賞した。
受賞を受けロドリゲスはよろこびを爆発。インスタグラムで「オーマイゴッド、オーマイゴッド!ゴールデン・グローブ賞はすばらしい誕生日プレゼントよ!ありがとう!これはより多くの若い才能ある人たちのための扉を開くことになり、彼らはそれが可能であるということを知るでしょう」と興奮気味に書きつづった。
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さらにロドリゲスは「ニューアーク・ニュージャージー出身の、夢を持った黒人のラテン系少女が、他の人たちの心を変えるために、『愛』を持っていることがわかるでしょう。LOVE WINS(愛が勝つ)。私の若きLGBTQIAのベイビーたちへ。スターへと近づく扉は今開かれている!」と、力強いメッセージを贈り、最後に、共にノミネートされた人々へ愛のメッセージを贈った。