『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『インサイド・ヘッド』など数々の感動的な物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。彼らの最新作『私ときどきレッサーパンダ』(原題:Turning RED)がディズニープラス配信になったことを受け、ピクサー社員たちは大ショックを受けガッカリしているという。
日本では3月11日(金)劇場公開予定(※2022年1月11日現在)となっている本作だが、現地時間2022年1月7日、米ディズニーは『私ときどきレッサーパンダ』の劇場公開を完全にスキップし、追加料金なしでディズニープラスで配信することを決定した。
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本作は『トイ・ストーリー』のスピンオフ作品『バズ・ライトイヤー』(原題:Lightyear)に並び、2022年に劇場公開が予定されるピクサー作品のひとつだった。
ピクサー作品の劇場公開スキップは『ソウルフル・ワールド』『あの夏のルカ』につづき3作目で、『2分の1の魔法』に関しては新型コロナウイルスによる劇場閉鎖の1週間前に米公開となったため、公開期間が短縮されていた。
Insiderによると、ピクサーの社員は今回のディズニープラス配信という決定に大変ショックを受け、失望しているという。あるピクサースタッフは「私たちはみんな、とても残念な気持ちになっている」と語った。「今日まで、この作品が私たちの大スクリーンへの復帰作になると思っていたし、スタジオのみんなも特にこの作品が復帰作になることを楽しみにしていた」と話した。
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あるスタッフは、「最悪だと感じているが、理解できる」とコメントしている。なぜなら、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染率が高まっていることから、ストリーミングに軸足を移すという判断は間違いではないと思っているからだそうだ。
『ブラック・ウィドウ』や『クルエラ』といった他の作品がディズニープラスの有料版「プレミアムアクセス」となっている一方で、ピクサー映画を追加料金なしで配信されるという決定に、「多くのピクサー社員を失望させた」との報道もある。