米ディズニー社がSNSのクリエイターを社員として採用すると発表し、話題を呼んでいる。
1月6日(木)、ウォルト・ディズニー社は、将来的なSNS戦略強化のため、主に動画共有アプリ「TikTok」で活動するクリエイターを雇用することを発表。採用されればフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドで働くことになるという。
応募条件は、デジタルマーケティングの経験があり、SNSで活動していること、動画編集ができること、ディズニー・ブランドに慣れ親しんでおり、ディズニー・パークの一員になりたいという強い熱意があること。さらに最大の条件として、「TikTokのトレンドに精通していること」を挙げている。
ディズニーパークは現在、TikTokにて410万人ものフォロワーを抱え、スタッフ視点に立ったパーク紹介や限定イベント、ランドに隠された秘密などを公開している。
応募者が求められる経験とセンスは、世界中で愛されるディズニーパークのアカウントを支えるために必須とされるものだ。
また、今回の採用情報には、「我々の目標は、社内外問わず、ユーザーのブランドに対する信頼や愛着を高めること、魅力的なコンテンツや視覚的にわかりやすい伝え方によってより多くの方に触れていただき、共有できるようになることです」とつづられている。
さらに求める人物像として、積極的であること、課題解決意識が高いこと、時間管理に長けていることが挙げられている。
2020年からの新型コロナウイルス感染拡大により、世界各国にあるディズニーランドは大きな打撃を受けた。
現在は、マスク着用などの感染対策を徹底した上で営業を再開しているが、社員にも感染対策を遵守することとワクチン接種が義務付けられている。
それでも、ディズニーへの情熱を持つクリエイターにとっては夢のような仕事といえるだろう。