カニエ・ウェストが「例の事件」について真相を語っている。
ラッパーのカニエ・ウェストが、このたび「Hollywood Unlocked」のインタビューに登場。1月13日(木)に報じられた一般男性への暴力事件について当時の状況を激白した。
カニエは13日早朝、ロサンゼルスにある会員制クラブの外で、サインを求めてきたファンと思われる男性に対し、体を押したりパンチをしたりするなどの暴行を加えたとして、警察から取り調べを受けていると報じられた。
渦中のカニエは「ニュースにならない真実を伝えたい」と今回のインタビューに応じた。
インタビューの中でカニエは、事件当日は朝から多くの仕事に追われていたと振り返り、「そんな状態で早朝3時ごろ、あの場所に立ち寄ったんだ。するとものすごく態度の悪いヤツが近づいてきて、『なにやってんの?』って。ひとつ言っておくよ。マスクでは顔バレを防ぐことはできない」と、被害を訴えている男性の態度が失礼で、気にさわるものだったと明かした。
カニエによると、近づいてきた男は著名人のサインを売りさばいて金を稼ぐ収集家で、ファンと呼べるものではなかったという。
「あれはパパラッチと同じだ。ファンじゃない。きっとオレの歌なんて聴いたことないんだよ。オレのイメージを利用しようとしているだけだ」と語ったカニエは、そんな彼らの「見下すような、敬意のない、プライベートにズカズカと入り込んでくる姿勢」に腹を立てたと明かした。
そのうえでカニエは、動画に記録されていた口論の相手はこの男ではなく、いとことプライベートな会話をしていただけであり、パパラッチがネガティブな形で報じただけだと釈明。男は地面に倒れ込んだだけで、カニエが暴力をふるう様子は記録されていなかったという。
カニエはこのような報道のされ方について、「ハリウッドにいる以上、仕方のないことだ」としながらも、「メディアはおもしろおかしく書きたがる。でもこれは記事にならないだろうから、こうしてインタビューで直接伝えたかった」と訴えた。