昨年8月、旅行系インフルエンサーのギャビー・ペティートが失踪後遺体となって発見された事件で、容疑が疑われ、その後自殺した婚約者のブライアン・ランドリーが、殺害を自供する記述を残していたことがわかった。
これはFBIが1月21日(金)、事件の最終報告を行う中で明らかにしたもので、ブライアン・ランドリーはノートにギャビー・ペティートの殺害について記していたという。
また、ランドリーはペティート殺害後の数日間、彼女と自分のスマホを使ってメッセージのやり取りをし、あたかも彼女が生きているように見せかけた形跡も残っていた。
FBIデンバー支部の特別捜査官チャージ・シュナイダーは発表した声明の中で、「この事件については、全ての論理的捜査が終了した」とし、「捜査の中で、ギャビー・ペティートの死にブライアン・ランドリー以外の人物が関わっているような証拠も出なかった」と、ランドリーが単独で犯行に及んだと断定した。
さらに、「FBIが捜査を行うことの最大の目的は、ギャビーと彼女の家族に正義を届けることだ」とつづったチャージ・シュナイダー捜査官は、「その中で、この事件が世界中のメディアで取り上げられたことによる、一般の方からの情報提供は非常に貴重なものだった」と付け加えている。
そしてシュナイダー捜査官は、「FBIを代表し、この事件に関する何千件もの情報をくださった一般の方々と、全力で取り組んでくれた捜査パートナーに心からお礼申し上げたい」と感謝の言葉を述べた。
これを受け、ペティート側の弁護人がコメントを発表。「この複雑な事件に関して、FBIのみなさまが懸命に捜査してくださったことに心から感謝します。FBIのみなさまが収集してくださった情報は、量、質ともに、ブライアン・ランドリーがギャビーを殺害したという疑いようのない事実を示しています」とつづっていた。