歌手マリリン・マンソンとかつて婚約していた女優のエヴァン・レイチェル・ウッド。彼女は昨年2月にマリリンからDVをうけていたと告発し、さらにはユダヤ人の血を引く彼女に対する偏見もあったと訴えていた。
そんな彼女は長編ドキュメンタリー「Phoenix Rising」の中で、2007年に発表した「Heart-Shaped Glasses」のミュージックビデオに彼女が出演した時の出来事について触れている。
Marilyn Manson – Heart-Shaped Glasses (When The Heart Guides The Hand) (Official Music Video)
3月にHBOで全編放送される予定のこのドキュメンタリーでは、当時19歳だったウッドが苦痛に叫ぶ音も収録されているのだという。
ウッドは「私たちはシュミレーション・セックスのシーンについて話し合っていたわ」「でもカメラが回ると、彼は本当に性交を始めたの。私はそんなことに同意していなかった」「安全だと感じなかった。誰も私のケアをしてくれなくて、とても嫌な感じで何か恥ずかしいことをしたような感じだった。スタッフもとても不快で、誰もどうしたらいいのか分かっていないのが伝わった。私は、商業的な性行為を強要された。その時、私に対する最初の犯罪が行われたの。実質的に、私はカメラの前でレイプされた」と語っている。
そんな中、マリリンの弁護士は、このウッドの主張に反論しており、「ミュージックビデオの制作についての彼女の想像力に富んだ言い直しは、かなり大胆です。複数の目撃者がいたため、最も反証が簡単」としている。またウッドは、数週間のプレプロダクション計画や数日間のポストプロダクションの最終カット編集に深く関わっていたとし、「セックスシーンのシミュレーションは、異なるアングルで何度も撮影し、カメラのセットアップの間に何度も長い休憩を取りながら、数時間かけて行われました。ブライアンはそのセットでエヴァンとセックスしていませんし、彼女もそれが真実だと知っています」とコメントしている。