ディズニー映画『クルエラ』などで知られる女優のエマ・トンプソン(62)。彼女は新作映画『Good Luck to You, Leo Grande(原題)』でヌードシーンを撮影し、そのリハーサルの“難しさ”について振り返った。
アカデミー賞を受賞した名女優であるエマ。彼女はこの新作コメディで、初めてオーガズムを得るためにセックスワーカーを雇う教師役を演じている。彼女はEntertainment Weekly誌に対し、「62歳でヌードになるのはとてもチャレンジなこと」と語った。エマは本作で、鏡の前でバスローブを脱ぎ、体すべてを見せるシーンに挑戦しており、「この歳までできなかったと思う」と述べた。「もちろん、私たちは未処理の体をスクリーンで見ることに慣れていないから、この歳でこのシーンを作ることは非常に困難だったわ」。
さらに、最近の映画業界の女性運動にもかかわらず、未だに女性に対する“恐ろしい要求”が存在していると述べたエマ。「現実の世界でも、女優業でも、女性に対する恐ろしい要求は何も変わっていない」「やせなければならない、ということは今も昔も同じ。でもある意味、今の方が酷くなってると思うわ」と付け加えた。
『Good Luck to You, Leo Grande(原題)』は、「ホイール・オブ・タイム」などに出演している俳優のダリル・マコーマックも出演。今年後半に米公開される予定だ。
エマは、1989年に『彼がステキな理由』で映画デビューを飾り、その後は『ハワーズ・エンド』でアカデミー主演女優賞を受賞するなど、数々の作品で活躍している。彼女の代表的な役柄に、『ハリー・ポッター』シリーズのシビル・トレローニーや、『ウォルト・ディズニーの約束』のパメラ・トラバースなどがある。また最近ではディズニー映画『クルエラ』で悪役を演じ、話題となった。