カーディ・Bが、YouTuberとの法廷バトルに勝利した。
Billboardの報道によると、今回の裁判を担当した裁判官は、「ターシャ」と名乗るYouTuberが、自身のYouTubeを利用してカーディ・Bに関する発言を拡散したことが、カーディ・Bへの「ネガティブキャンペーン」にあたると認めたという。
カーディがこの件に関して裁判を起こしたのは2019年のこと。当時ターシャはカーディを侮辱する内容を含んだ複数の動画を投稿しており、中には「性感染症にかかっていた」「売春婦だった」「不倫している」「ハードなドラッグをやっている」といった、根拠のない誹謗中傷とみられるものも見られた。
カーディはターシャのYouTube内での発言によって精神的に大きなストレスを受けたと主張しており、1月10日に開廷した裁判は2週間続いていた。
裁判の中ではカーディも証言台に立つ場面があり、ターシャの発言によって、これまで抱いたことのなかった自殺願望を持つようになったことや、夫であるオフセットとの関係に苦しむようになったことを明らかにしていた。
証言の中でカーディは、「打ち負かされ、絶望感におそわれました。夫と同じ場所で眠りたくないとさえ思っていました」と語っている。
またターシャも「意図的にウソの発言をした」と一時は行為を認めたものの、後になって撤回していた。
裁判官は今回、ターシャがYouTubeに投稿した動画やネット上での発言について、名誉毀損とプライバシー侵害、さらにカーディに対し意図的に精神的なダメージを与えたと判断している。
判決にともない、カーディは精神的苦痛に対し125万ドル(約1億4,242万円)の損害賠償を受け取ることになるが、これより高額になる可能性も極めて高いとみられている。
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