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ジョン・ステイモス、実は「フルハウス」撮影当時は故ボブ・サゲットと仲がよくなかった! 2人が親密になったきっかけ、さらにボブが“人生でもっとも大切な存在”になった理由を明かす

ボブ・サゲットと、ジョン・ステイモス NEWS
ボブ・サゲットと、ジョン・ステイモス

人気ファミリー・ドラマ「フルハウス」「フラーハウス」への出演で知られるジョン・ステイモスが、今月初めに急逝した共演者で友人のボブ・サゲットと最後に会ったときの思い出を明かした。

1月9日、ボブ・サゲットは、スタンドアップ・コメディライブ出演のために滞在していた米フロリダ州のホテルで亡くなった。享年65歳だった。薬物使用や暴行などの形跡はないことから、警察は「事件性はない」と発表しているが、詳細な死因はまだ明らかになっていない。

生前、ボブと家族のように親しかったジョン・ステイモスが、今回ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じた。実はジョンはボブが亡くなるわずか1か月前に、妻を交えてダブルデートをしたという。

「ボブはいつもみんなのことを心配していたけれど、死についてはよく話していたよ。彼の妻のケリー・リゾは予感がしたと言っていた。僕にはわからなかった。最後にみんなでNobu(日本食レストラン)にダブルデートしたのは、彼が亡くなる1カ月前だったかな」と語った。

彼は死にそうな男には見えなかったけど、ボブにしては奇妙なことにとても落ち着いていたんだ。彼はどこか平穏だった。そして、彼は耳を傾け、思慮深く、中断することなく、私たちが話していることを気にしていたんだ。言いたくないけど、私がいつも見たいと思っていたボブだったんだ。そして、それが彼に会う最後となった」と、その時のボブの様子について明かした。

ジョンにとってボブはとても大切な存在で、自身の母親をのぞいてジョンにとっての「一番のチアリーダー」「最大のファン」であったという。

「ボブは僕のことを人に自慢していたよ。僕が『フラーハウス』を復活させて成功したとき、彼は最初『僕はどうして思いつかなかったんだ』って感じだったよ。それからほとんどのインタビューで、『これはジョンがやったんだ。ジョンがみんなを再集結させてくれた。ジョンには借りができたな』と言っていたよ」と、「フラーハウス」でのエピソードを明かした。

そんなジョンとボブだが、当時「フルハウス」の撮影現場では、たびたび意見ややり方が衝突していたことから、お互いが必要な存在だとは思っていなかったという。しかし2001年、ジョンの父親が亡くなった後、二人はより親密になったという。

これについてジョンは「父が亡くなり、この男が僕の人生の中で誰よりも歩み寄ってくれたんだ。妹たちも、母親もボロボロだった。でも、ボブはそうじゃなかった。ボブは僕のことをケアしてくれて、『君のお父さんの葬式を主催してもいいかい?』って言って、父がよろこびそうな下ネタのジョークを2時間やったんだ。ボブは、その時みんなが必要としているものを与えてくれたんだ。みんな笑いを必要とし、彼はそれをやってのけたんだ」と、ボブの優しさと愛情深さについて語った。

「あの一件で、僕らの友情は深まったと思う。そして、そこからどんどん親しくなって、最も重要な瞬間のすべてに立ち会えるようになったんだ。今は彼なしで乗り越えなければならないんだけどね」と、大切なボブを失った現在の心情についても明かした。

ボブ・サゲットと、ジョン・ステイモス
ボブ・サゲットの棺を運ぶ参列者たち
ボブ・サゲット
キャンディス・キャメロン・ブレ(左)、ボブ・サゲット
ボブ・サゲット
ボブ・サゲット
「フルハウス」キャストたちとスタッフ
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