レディー・ガガが、現在公開中の主演作『ハウス・オブ・グッチ』の舞台裏を明かしている。
この度、「Variety」の企画にて、俳優のジェイク・ギレンホールと対談したレディー・ガガは、『ハウス・オブ・グッチ』の制作中、ガガの安全を考慮し撮影が中止されたシーンがあったことを明かした。
A limited run of our #ActorsOnActors issue starring Lady Gaga and Jake Gyllenhaal is available for purchase. Order below and read through all 12 conversations in our magazine. https://t.co/0l5QUmPeXH pic.twitter.com/X3n8YB1tZx
— Variety (@Variety) January 26, 2022
「私が安全だと感じる方法はただ、痛みに耐えることで感じるの。私はアートの中で安全だと感じる。人生よりも、アートの方が安全だと感じるくらい」と、作品への取り組み方を語ったガガは、「バスタブでのシーンを撮っていたとき、私はどんどん水の中に沈んでいくようにしたの。すると突然、『カット』って。『ただちに彼女を水から出すんだ』って、撮影が中断されたのよ。私は全然平気だった。息だって長く止めていられるわ。歌手だもの。私にはアートに守られている感覚があった。アートは私の人生そのものを救ってくれるの」と付け加えた。
またガガは、今回作品で演じた実在する人物パトリツィア・レッジャーニを愛することができた理由、そして本物のパトリツィア・レッジャーニと連絡が取れない理由を明かしている。
「彼女は自分がやったことが正しいと信じている。殺人が起こったのもそれが理由。私は、なぜイタリア人女性が男性優位のビジネスに身を投じるのか理解できなかった。でも、これなら説明がつく。そして、そこにはかならず愛があるのよ」と語ったガガは、「彼女を愛さずにはいられなかった。パトリツィア本人がまだ生きているから、彼女から連絡がないんだってこともわかっているわ。彼女が作品を見たのかどうかもわからない。どう考えているのかも。でも、私の周りの人たちはみんなこう言うの。『これは苦しかったでしょうね』って」と続けた。