ジョー・エキゾチックが、2度目の判決を受けることになった。
AP通信が報じたところによると、現地時間1月28日(金)、ジョー・エキゾチックは、殺人依頼などの罪で懲役21年の判決を下されたという。
エキゾチックといえば、2020年3月にネットフリックスで配信されたドキュメンタリー「タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!」でクレイジーな私設動物園のオーナーとして登場。その独特な振る舞いとトラにかこまれる様子から、「タイガーキング」と呼ばれていた。
動物園オーナーのかたわら、トラを繁殖させて売りさばくビジネスマンとしても活動していた彼は、大型動物の保護を訴える団体「ビッグキャット・レスキュー」の創始者キャロル・バスキンから、トラへの虐待行為を訴えられたことにより、窮地に立たされた。
追い込まれたエキゾチックは、2人の男にキャロル・バスキンの殺害を依頼。計画は未遂に終わったものの、2018年、エキゾチックは野生動物への法令違反やバスキンの殺人依頼の罪で逮捕された。
そして2020年1月、エキゾチックは無罪の主張もむなしく、懲役22年の判決を受けた。
しかし今回、アメリカ巡回控訴裁判所の裁判官3名は、別々の男に依頼していたため2件の犯罪とされていたバスキンの殺害計画について、ターゲットが1人であることから、1件の犯罪と認定。刑期を1年減らし、21年とすることとしたのだ。
一方、エキゾチックは現在釈放を要求している。
裁判の中で検察側は、2017年、エキゾチックがバスキンの殺害をFBIの潜入捜査官に依頼するとともに、10,000ドル(約115万円)の報酬を提案する音声記録があると主張。これに対し弁護側は、エキゾチックは本気ではなかったと反論している。
tvgrooveをフォロー!