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ベネディクト・カンバーバッチ、『ズーランダー NO.2』でファッションモデルを演じたのは「間違いだった」と語る・・公開当時は非難が殺到したこのキャラ、彼が今思うこととは

『ズーランダー NO.2』予告編より NEWS
『ズーランダー NO.2』予告編より

人気俳優のベネディクト・カンバーバッチが、過去に出演した『ズーランダー NO.2』でファッションモデル役を演じたことは「間違いだった」と語り、話題となっている。

ベネディクトは先日、Variety誌のActor on Actorsシリーズで『ズーランダー NO.2』の共演者であるペネロペ・クルスと対談。その際に、この役を演じる際に自分の意図を説明しようとしたものの“裏目に出てしまった”と振り返っている。

「この役をめぐっては、当然のことながら多くの論争があったよね。この時代で、僕の役はトランスの俳優以外が演じるべきではなかったと思う。でも当時は必ずしもそのように考えていたわけではなくて、むしろ2匹の恐竜、2人の異性愛者という決まり文句が、この世界を理解していないっていうことだったんだと思う。それが少し裏目に出たんだ」。

ベネディクトは本作でノンバイナリのファッションモデル、オール役を演じた。予告編が公開された時、オールのジョークが多くの人が不快に思うものだったため、映画本編の公開前に多くの論争が巻き起こっていた。またオールは、ノンバイナリーを嘲笑する存在だとして、映画のボイコットを呼びかける嘆願書がいくつか作られる事態となっていた。このボイコットが興行成績に影響を与えたのかはわからないが、『ズーランダー NO.2』は期待を裏切り、予算を下回る結果となった。

ベネディクトはその後、論争に対する正しい行動をとっており、『イミテーション・ゲーム』や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でニュアンスの異なるLGBTQ+キャラクターを深く描き、高評価を得ている。

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