歌手ジャネット・ジャクソンが、「キング・オブ・ポップ」と呼ばれた亡き兄マイケル・ジャクソンに向けられた児童虐待疑惑について語っている。
今回、自身初のドキュメンタリー番組「Janet」に出演したジャネット・ジャクソンは、兄の疑惑が彼女のキャリアに与えた影響や、兄の疑惑に対する自身の見解を明らかにした。
1993年、児童虐待で告発されたマイケル・ジャクソン。これを受け、ジャネットは「100万ドル（約1億円）規模」といわれた、大手飲料メーカー、コカ・コーラ社との巨大契約が解消となった。
「あの疑惑が持ち上がったとたん、コカ・コーラ社から言われたの。『結構です』って」と振り返ったジャネットは、その後疑惑がキャリアやプライベートに影響を与えたかと問われ、「もちろん。兄は決して、報じられていたようなことはしていなかったはず。でも、連帯責任というものかしら？こういう呼び方であってる？」と。結果的に兄の疑惑が大型契約破棄につながったことを明かした。
さらに、兄の児童虐待報道を「一瞬でも」信じたことはあったかと問われたジャネットは、「全くないわ。私は兄をよく知ってる。彼はそんなことをする人ではない」とキッパリ。彼女だけでなく、家族全員が同じ考えだったと付け加えた。
一方、日々過熱する報道を受け、周囲から向けられる目は次第にネガティブなものに変化していったという。
ジャネットはそんな当時について、「すごくストレスがたまるものだった」と振り返ると、「でも止めることはできないし、止めようともしなかった。とにかく前へ、前へと進み続けるの。それでも私はただ、彼のそばで、できる限りのサポートをしたかっただけ」と兄への強い思いを語った。
